著者:シンディ・アルパレス
発行元:オライリー・ジャパン
リーン顧客開発 まとめ
顧客開発といっても、新規リードを獲得することではないのだぞ。顧客開発とは、ビジネスが成立するための大前提について、仮説検証を繰り返すアプローチなのだ。つまり、ビジネスモデルを組み立てる・考えるときに使うフレームワークなのだ。そこに勘違いすると大変なことになる。でもね、「ビジネスが成立するための大前提について、仮説検証を繰り返すアプローチ」としてはものすごくわかりやすく、具体的だと思う。
リーン顧客開発 を読んだ理由
リーン・キャンバスについて学びたかったので
リーン顧客開発 で仕事に生かせるポイント
想定(仮説)を導き出すヒントですな。
- 顧客は についての課題を抱えている
- 顧客は、この課題解決のために を投資する用意がある
- この製品の使用/購入に関わるステークホルダーは である
- この製品の開発/流通に関わるパートナーは である
- この製品の開発/サービス提供に必要なリソースは である
- この製品を購入しない顧客は を購入/使用するだろう
- この製品を使い始めた顧客は、 を得ることができる
- この問題は、顧客の に影響する
- 顧客はすでに のようなツールを利用している
- 顧客の購買決定は の影響を受けている顧客は、[役職]、[社会的アイデンティティ]だ
- この製品は という理由で、顧客にとって有用になるだろう
- 顧客はテクノロジーに対して である
- 顧客は変化に対して である
- この製品の開発/製造には を要するだろう
- 社/人の顧客または %の市場占有率を得るためには を要するだろう
リーン顧客開発 の目次
1章 なぜ顧客開発が必要なのか
2章 どこから始めるべきか?
3章 誰と話すべきか?
4章 何を学習すべきか?
5章 オフィスから飛び出せ
6章 検証済みの仮説はどのように見えるのか?
7章 実用最小限の製品をのように開発すべきか?
8章 既存顧客がいる場合の顧客開発
9章 継続的な顧客開発
リーン顧客開発 の感想
顧客開発とは、ビジネスが成立するための大前提について、仮説検証を繰り返すアプローチ。
どういう顧客に対して、どんなプロダクト・サービスを生み出すべきなのか?を考える話ですな。
なので、顧客観察をしっかり行う本なのですよ。で、その観察の仕方というのは、次のようにまとめられるわけですよね。
顧客は誰か?
顧客の問題やニーズは何か?
顧客の現在の行動は何か?
顧客の現在の行動は何か?
顧客が進んで購入するソリューションはなにか?(製品が開発前/未完成であっても)
顧客の意思決定、調達、購入、使用に合わせたソリューションの提供方法は何か?
「顧客は誰か?」だけだと、自分にとって都合の良い顧客を見つけ出してしまいそうですね。でも、それしちゃだめなのですよ。まぁ、「顧客は誰か?」以降のフレーズを考えたら、そんなこといえなくなりますけれどね。
そして、リーン顧客開発は5つのステップで行われるのだと。
仮説を立てること
潜在的な顧客イメージを明確化すること
適切に質問すること
受け取った答えを正しく解釈すること
製品の仕様を明確化し、学びを取り込み続けること
仮説を立てて、その仮説の確からしさをあげて、サービスを開発していこうというお話ですね。
もっともっと何度も読んで、内容を学びたいな。
タイトル:リーン顧客開発 「売れないリスク」を極小化する技術
著者:シンディ・アルパレス
発行元:オライリー・ジャパン