著者:ギャラガー・フェンウィック
発行元:作品社
- ヴォロディミル・ゼレンスキーまとめ
- ヴォロディミル・ゼレンスキーを読んだ理由
- ヴォロディミル・ゼレンスキーで仕事に活かせるポイント
- ヴォロディミル・ゼレンスキーの目次
- ヴィォロディミル・ゼレンスキーの感想
ヴォロディミル・ゼレンスキーまとめ
21世紀に19世紀的な践祚ぷを仕掛け、人々を恐怖の底に落とし込んでいるプーチン政権率いるロシア軍。そのロシア軍に立ち向かうウクライナ軍を率いるのがゼレンスキー大統領。元コメディアンであった若い指導者は、ITとユーモアと演説力を駆使して、ロシア軍と互角以上に戦っている。そもそも、ゼレンスキーってどんな人なんだ?ウクライナってどういう国なんだ?ということを教えてくれる素敵な1冊。いや~すげーよ。ゼレンスキー大統領。
ヴォロディミル・ゼレンスキーを読んだ理由
ゼレンスキー大統領と、ウクライナについて知りたかったので
ヴォロディミル・ゼレンスキーで仕事に活かせるポイント
ユーモアって大切
ヴォロディミル・ゼレンスキーの目次
第1章 「時計じかけのオレンジ」ではなくモンティ・パイソン
第2章 キエフ・ルーシー公国
第3章 ゼレンスキーはオリガルヒの僕か?
第4章 他者としてのユダヤ人
第5章 マイダン革命から「国民の僕」へ
第6章 型破り
第7章 自嘲する国
第8章 ドンバスの罠
第9章 アマチュアと権力
第10章 変貌
ヴィォロディミル・ゼレンスキーの感想
21世紀に現れたヒーローは、元コメディアンだった。選挙で勝って大統領になる前は、テレビドラマで大統領を演じた。そして、その前は全裸でピアノを弾くようなコメディアンだった。
悪の帝国であり、国中が腐敗しているロシアと比較すると「攻め込まれたウクライナはかわいそう」と見えてしまうが、ウクライナだって不正ははびこっていた。そういう不正の中にゼレンスキーだっていたのだ。というか、ロシアや、ウクライナで生活している人の多くは不正や、経済を牛耳るオルガリヒと関わりを持たないと生活はできなかったのだ。
そんな危うい国に現れたのが「なんか変えてくれるだろう」という国民の期待がゼレンスキーを大統領にし、ゼレンスキーが属する「国民の僕」が第1党の与党となったわけです。
とはいえ、ふわふわゆるゆるの政策と、不正がはびこる環境にあって、ウクライナは1つにまとまっているような国じゃなかった。
そんな状況を変えてくれて、国家を1つにまとめるきっかけとなったのが、ロシア軍の侵略だったという・・・
プーチンがゼレンスキーを見誤っていたのでしょうね。
山本太郎や、日本の左翼のように「脅せば、逃げていく。国土を渡す」って思ったのでしょうな。
まぁ、そんなことなかったのですけれどね。
元コメディアンで地頭がよく、弁が立つ。敵を作らずに、のらりくらりと交わしながら、自分の支持を広げていく。日本に多い政治に関わる芸能人と真逆なのですよ。
まだ、44歳のゼレンスキー。
山本太郎よりも若い。
ウクライナ語話者からもロシア語話者からもウクライナ国内全体から人気を集めていたゼレンスキー。敵を作らないというのが何よりもすごいんだよな。日本だったら誰だろう?敵を作らない、誰からも支持されているということを考えると大泉洋か?はたまた、ムロツヨシか?まだ、ゼレンスキーより年上だ・・・
なお、同い年だと千鳥のノブだ。
ノブが総理大臣になって、日本海を越えて攻めてくるロシア軍を戦う自衛隊を指揮するのですよ。最前線である北北海道、それこそ根室や釧路に訪れて、現地で戦う自衛隊員を鼓舞し、自撮りし、世界に動画を流すんですよ。
そう考えながら読み進めると、とんでもない人が現れたのだと思えてきます。
タイトル:ヴィォロディミル・ゼレンスキー 喜劇役者から司令官になった男
著者:ギャラガー・フェンウィック
発行元:作品社