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イタリアンデザイン世界を走る ジウジアーロと共に歩んだ50年

著者:宮川秀之
発行元:カーグラフィック

 

イタリアンデザイン世界を走るまとめ

高度経済成長が始まろうとしている日本の状況と、日本車が世界の主流になろうとしている状況と、イタリアンデザイン(というか、イタルスタイリング)が世界に羽ばたく状況がよくわかる本です。ワクワクが止まらず、一気に読み切ってしまう本ですね。冒険譚なのか、青春記なのか、自動車に関する書籍なのか、そんな分類なんてどーでもよく思えてくる良書です。

 

イタリアンデザイン世界を走るを読んだ理由

カーグラフィックで宮川さんのエッセイを読んだときから、大好きだったので

 

イタリアンデザイン世界を走るで仕事に活かせるポイント

イデアと行動力が何より大切なのですね

 

イタリアンデザイン世界を走るの目次

ジョルジェット・ジウジアーロが語る宮川秀之
第1章 1958年
第2章 1967年
第3章 1970年
第4章 1983年〜現在
親友からに手紙

 

イタリアンデザイン世界を走るの感想

カーグラフィックに連載されていたエッセイ。その内容は、日本が世界の舞台に戻るタイミングの合わせて、群馬県出身の若者が世界に羽ばたくという内容だ。韓国車や、中国車から追われる立場となった日本車も50年前は、アメリカ車や、イタリア車、ドイツ車に追いつけ、追い越せの立場だったのだ。

外貨が限られ、一般人がパスポートを取るのさえ大変だった時代に、世界に向けて旅立った若者が著者。数多くのオートバイメーカーが日本に存在していた時代、力道山が、日本のヒーローだった時代から話は始まる。

話のゴールは現代だ。

だから、この本には戦後、日本の自動車メーカーの成長記録が収められている。それも、自動車を作る方の視点で。売る方の視点で。

とはいえ、そのような自動車産業成長の話よりも、著者の幸せな家庭生活の話に興味が惹かれてしまう。やっぱ、幸せな家庭っていいよね。

 

 

タイトル:イタリアンデザイン世界を走る ジウジアーロと共に歩んだ50年
著者:宮川秀之
発行元:カーグラフィック