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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

あと少し、もう少し

著者:瀬尾まいこ
発行元:新潮社

 

 

あと少し、もう少しのまとめ

40もなかばを過ぎると、中学生というのは確実に子供だ。でもね、中学生にとっては十分に大人なんだよな。完璧に大人ではないけれど、小学生という後輩がいる。しっかりと自分を持っている中学生もいれば、流される人もいる。前向きなやつもいれば、後ろ向きなやつもいる。でも、なにかのきっかけがあればまとまってしまう。「あぁ、そんなことあったよな」そうやって三十年以上前の中学生時代を思い出すのであった。

 

あと少し、もう少しを読んだ理由

こころに栄養が欲しかったので

 

あと少し、もう少しで仕事に活かせるポイント

特になし

 

あと少し、もう少しのあらすじ

中学校駅伝で勝利を目指す市野中学。山間にある中学校、全校生徒数は百五十人ちょっと。陸上部のメンバーだけで勝てるチームを組むことができず、学校中の生徒に声をかけ、チームを作り上げるのであった。

 

あと少し、もう少し感想

中学生というのは無邪気でありながら、無敵感もある。だから、そんな状態を意味して厨二病なんていうのだろう。

学駅伝大会なんて、そんなのに…熱くなってたな、という自分の中学時代を思い出す。もちろん、選手に選ばれることはなかったけれどね。ただ、大会には応援に行って、盛り上がった。

あぁ、そういうことなんだ。みんな子供じゃない、小学生とは違うんだ!と肩で息しながらも、人生経験は、まだまだ少ない。ただ、その少ない人生経験のなかから、人と競い合える箇所を見つけ出し、張り合う。

あと少し、もう少しってね。

あぁ、なんて甘酸っぱいのだろう。

 

 

タイトル:あと少し、もう少し
著者:瀬尾まいこ
発行元:新潮社