原作:永井孝尚
作画:阿部花次郎
発行元:KADOKAWA
まとめ
マンガでも非常にわかりやすいですね。いや、マンガだからこそ、非常にわかりやすいのか。マーケティングとは何なのか?マーケティングに関する本は山ほどありますが、どれを読んでも面白くないw しかし、この本はマーケティングを知らない人にとっても理解しやすい作りとなっち手すてきですよ。まぁ、ほとんどの会社で上司が「マーケティングについて理解していない」から、大変なんですけれどねw
この本を読んだ理由
会社の若者に、わかりやすくマーケティングを伝える教科書を探していたから
仕事に活かせるポイント
ちょいちょい出てくる「ダイジェスト&ポイント」がわかりやすくてすてきですね。ここだけをつまみ読みしても、効果がありますよw
目次
Round1 アメリカの鉄道会社はなぜ衰退したのか? 事業の定義
Round2 「お客さんの言いなりの商品」は売れない? 顧客絶対主義の落とし穴
Round3 顧客の要望に100%応えても0点 顧客満足のメカニズム
Round4 値引きの作法 マーケットチャレンジャーとマーケットリーダーの戦略
Round5 キシリトールガムがヒットした理由 バリュープロポジションとブルーオーシャン戦略
Round6 スキンケア商品を売り込まないエステサロン
Round7 商品を自社で売る必要は無い チャネル戦略とWin-Winの実現
Round8 100円のコーラを1000円で売る方法
Round9 なぜ省エネルックは失敗してクールビズは成功したのか コミュニケーションの戦略的一貫性
Round10 新商品は必ず売れない? イノベーター理論とキャズム理論
エピローグ 終わりなきマーケティング戦争
感想
ベストセラー「100円のコーラを1000円で売る方法」のコミック版。マーケティングなんて…と思っている人にオススメの本ですよ。何しろマンガだからわかりやすい。マーケティングってどこから手がければいいのか? どのように考えればいいのか? ということがよくわかりますよ。
たとえば、顧客中心主義って、どういうことなのか?どのように考えればいいのか?が、マンガと文章(ダイジェスト&ポイント)で教えてくれるのですね。時間が無ければ、この「ダイジェスト&ポイント」を読むだけでも、付け焼き刃的にマーケティングの力が身につきますよ。
顧客満足の式についても、説明がわかりやすくていいですね。マンガだから、嫌みっぽくならないのがよいですね。「顧客が感じた価値ー事前期待値=顧客満足」となる。なので、お客様が思っている以上の価値を提示して、その中に事前にヒアリングした内容は納まっていますよという提案をしなければならないということですね。
トップ営業だった宮前久美と、マーケティングに詳しい商品企画部次長・与田誠のやりとりがおも白く、宮前久美に感情移入しながらマンガを読むことができます。
楽しくて、ルンルンしながら、マーケティングを学ぶことができてすてき。
ただ、世の中上司って、マーケティングに詳しい与田誠ではなく、営業力でなんとかしてしまう宮前久美のようなタイプが多いから大変なんだよなあ。ロジカルに話ができないという悪夢…。
で、本書では、様々な参考図書が紹介されているんですよね。この本を読んだ後に、紹介されている参考図書を読むと、さらによいことありそうです。
そんな参考図書の中で読みたくなった本はこれらですね。
私の読書量って、まだまだですね。
そんなことをつううかんさせられた本ですね。インプットは少ないし、アウトプットの質は低いし。
もっと頑張らねば(なにをw)
タイトル:コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法
原作:永井孝尚
作画:阿部花次郎
発行元:KADOKAWA