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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

【増補改訂版】インバウンドマーケティング

著者:ブライアン・ハリガン/ダーメッシュ・シャア
発行元:すばる舎リンケージ

 

まとめ

著者はHubSpotの創設者。Salesforceや、Marketoとちがい、コミュニケーションを非常に重要視しているHubSpotを作った人らしい内容です。重要なのはコンテンツだと。確実に相手に届くコンテンツが重要なのだと。この発想にたてば、不特定多数の「マス」を相手にするのではなく、見たい人が見てくれればいいというスタンスでコンテンツ作成に臨む必要があるってことだな。「それじゃ、コンテンツ作成に費用を投下できないじゃないか!そんなにたくさん見てくれる人がいないよ!もっと見てもらえるコンテンツを作らなければ!」そう思ってしまった貴方は、ビジネスプランを見直した方がいい手ことですな。

この本を読んだ理由

インバウンドマーケティングが気になったのと、HubSpotがきになったのと。

仕事に活かせるポイント

オンライン上で見込み顧客とコミュニケーションをする方法と、その覚悟ですね。

目次

PART1 インバウンド・マーケティングとは何か?
PART2 以来の顧客に見つけられるための具体策
PART3 訪問客をリアル顧客にする方法
PART4 よりよい意志決定のために

感想

著者はアメリカ・ボストン生まれのマーケティングツールHubSpotの創始者フライホイールという独自のメソッドを生み出した会社故の、内容ですね。

フライホイールモデルとは認知から始まる単線的な顧客獲得のプロセスを循環型のものとして捉え直した新しいマーケティングの考え方だ。今まで考えられていた「ファネル」型のマーケティングプロセスとは異なり、顧客が新しい顧客を連れてきてくれることで、新しいプロセスが始まることを意味しているという。

marketing.itmedia.co.jp

www.hubspot.jp

「はじめまして」で知ってもらい、そこからコミュニケーションを深め、商品を購入して貰う。そして、商品購入後も引き続きコミュニケーションを行い、さらに関係性を深め、リピート購入をしてもらい、ファン化した既存顧客から新規顧客を紹介して貰う。

この流れで重要なのはコミュニケーションであり、コンテンツ。そしてもちろん、しっかりとしたコンテキスト=文脈でコミュニケーションを行う。

そのためのHow toと覚悟が、しっかりと紹介されています。

何しろ第17章が「コミットメント、忍耐、さらなる学習」ですからね。

オウンドメディアの立ち上げや、コンテンツマーケティングを行いたいと思っている人にお勧めの1冊です。

 

 

タイトル:【増補改訂版】インバウンドマーケティング
著者:ブライアン・ハリガン/ダーメッシュ・シャア
発行元:すばる舎リンケージ