編集:ゲシュタルテン
発行元:グラフィック社
まとめ
まさに「オフザロード」ですね。世界中の、まだ見ぬ場所をクルマで旅する人を紹介している本。それ以上でも、それ以下でもない。伝わってくるのはクルマへの愛情と信頼感と、旅すること、旅自体へのリスペクトだな。
この本を読んだ理由
ヒマラヤのような、カラコルム山脈のような場所(実際にはタジキスタン、ヤムチュ砦)とともに映るランドローバー・ディフェンダーの姿、その表紙にやられて買ってしまいました。
感想
この本は写真集というか、エッセイ集というか。旅することと、自分の相棒であるクルマにリスペクトを持ち続けているオーナーを素敵な写真と文章で紹介しているだけの本。そう、だけの本。その地域の説明も最低限だし、クルマの情報も最低限だ。よく知らなければ、ランドクルーザーや、ランドローバーにキャンピング仕様が用意されているように勘違いしてしまう。クルマの情報だって、必要最低限だしな。
でも、それでいいんだよ。
写真を見ることで、写真を見つめることで、自分も旅しているような気分になる。
情報過多のネットの世界では味わうことのできない世界。
やっぱ、本はすごいなぁ、と思える1冊だ。
そして、ユーラシア大陸をクルマで横断してみたいよ!
BMWのMクーペで北米大陸を旅した人もいるのだから、フィットでユーラシア大陸を横断したっていいじゃないか。
って、できるのかw
うちの娘さんが独立したら、奥さんとそんな旅をしよう。
あと20年、いや、それ以上も、地球上に自然が残っていてほしいですな。