著者:山下晃和
発行元:実業之日本社
まとめ
自転車で旅がしたいな。東南アジアを自転車で走り回りたいな。実際の経験から語られる内容は、そんな旅情を掻き立てますな。そして、自転車が欲しくなる!それも、長距離を走りたい!輪行をしたい!そう思える素敵なトラベルエッセイだ!
この本を読んだ理由
旅行に行きたいんだよねぇ。そんな気分で手にとった1冊ですな。
目次
Chapter1 僕が旅人になるまで
Chapter2 アジアをめぐる自転車旅
Chapter3 中・南米大陸走破の自転車旅
感想
自転車旅行をする人は非常にたくさんいるわけで、そんなエッセイもたくさんあるわけですが、この本の著者はいい感じに肩の力が抜けていてよろしいです。なんでしょうか、坂がきついと「つらい」とぼやきますし、クルマやバスにも乗りたいなぁ…と思ってしまう。そして、乗ってしまう。近くに観光地があれば、ぷらっとよって行く。
このゆるさがいいんだよな。
自転車の何がいいって、自由なところがいいんだよな。どこに行くのも自由。どんな速さで漕ぐのも自由。
疲れたらクルマにだって、電車にだって、船にだって、飛行機にだって乗せることができる。クルマに、電車に、船に、飛行機に自転車を積んで、旅することができる。
この自由さがいいんだよな。
著者が綴るのは、この自由さなんだよな。