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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

早稲田ラグビー 誇りをかけて

著者:日比野弘
発売元:講談社

目次

第1章 早稲田の後輩たちへ
第2章 わがラグビー人生
第3章 早稲田ラグビー
第4章 名勝負22戦―歓喜と悔恨と
第5章 ライバルと仲間たち
第6章 楕円の魂

 

感想

もう、早稲田のラグビー好きにはたまらない本ですね。

わたし、早稲田卒ではないですが。

そんな早稲田卒でない人にもおすすめの本ですよ。

 

100年前から日本のラグビーを支えてきたといっても過言ではない早大ラグビー部。その伝統がわかりますなぁ。強さの秘訣ではないです。伝統ですわ。

 

早大ラグビー部の目標は「勝利である」とか「優勝である」とか、そんな記述はたくさん出てくるのですが、ぶっちゃけ勝つだけだったら、何も考えずにラグビーバカを日本中から入学させ、世界中からラグビーが上手な若者を「留学生として受け入れ」ればいいのですよ。

 

でも、それをしていない。

 

そして、所沢体育学校こと人科ができた早稲田大学ですが、たぶん、人科以外の学生も所属しているのでしょう。スポーツ推薦枠がなかった頃(少なかった頃)のノウハウが伝統として残っているので、それがチームのDNAとして残っているのでしょうな。

 

早大ラグビー部出身のビジネスパーソンが多いのは、そんな理由もあるのでしょうね。

 

で、そんな本書を読んでいて心に刺さったのが 勝利へのフローチャート 。これは著者の考え方だということですが、著者は早大ラグビーにズッポリ染まっているので、そんな早大ラグビー部DNAの一部がココには存在していると思うわけですよ。

 

1.到達可能は目標を設定する
2.目標を達成するための理論を周知させる
3.理論を実践するための計画(練習計画を含む)を立案する
4.計画を実践する
5.試合の進捗状況を常にチェック・判断して、修正する
6.目標に挑戦する
 目標を達成→一段高い到達可能な目標の設定
 達成に失敗→到達可能な目標の設定

 

こうやって頭で考えてスポーツをしていれば、そりゃ、社会に出てからも活躍できますよ。

 

 

早稲田ラグビー 誇りをかけて

早稲田ラグビー 誇りをかけて