WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

昭和50年男 vol.004

発行元:クレタパブリッシング

 

まとめ

やっぱ、90年代は面白い時代だったんだよな。バブル崩壊、失われた20年が始まった時代だけれど、明るい未来は見えなかったけれど、成熟しきった文化は楽しかったんだよな。

この本を読んだ理由

だって、わたしはズバリ昭和50年男なんだもの。

仕事に活かせるポイント

今目の前にある状況を楽しむだけでなく、しっかりと第三者の目を持って考えることですね。

感想

この雑誌、面白いんだよな。

今号の特集は「オレたちのの90年代 1990-1994 5years」ですね。1990年から1995年まで。私の中学高校時代を過ごした5年間ですね。引き込まれる面白い世界ですよ。やっぱ。この時代は凄かった。

 

そして、こういう時代にありながらも、ちゃんと冷静に現象を見つめている人が凄いな、と。プロだな、と。

 

そのプロの1人がエピック・ソニーの丸山サンと、日本テレビの土屋さんと、テレビ東京の佐久間さんだな、と。

 

丸山サンは90年代、音楽がビジネスになっていく過程をしっかりと見極めていた。アーティスト後からだけじゃ成り立たない世界になりつつあると。そして、土屋さんと言えば、電波少年。今であれば、やらせだ、コンプラダで大騒ぎになりそうな企画であっても、実現させてしまう力があった。そして、そのパワーをそのまま活かすとNGになってしまう状況であっても、企画のDNAの残し方を知っていた。

 

そして、佐久間さん。そーなんですよ。90年代後半から、00年代前半ってWebはサブカル住人の持ち物だったんだよね。90年代前半はまだ雑誌がサブカル住人のすみかであったけれど、そうじゃなくなった。気がつくと雑誌もメジャーな世界になってしまい、サブカル住人、メインカルチャーではない世界に住む人々は、Webに流れていったのよね。そして、Webがいまはメインカルチャーとなっている。

 

こういう気づきを与えてくれるのが、この本ですよね。

面白いだけじゃない。

 

昭和50年男 2020年5月号 [雑誌]

昭和50年男 2020年5月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/04/11
  • メディア: 雑誌
 

 

タイトル:昭和50年男 vol.004
発行元:クレタパブリッシング

footballista 2020.09

発行元:ソル・メディア

 

まとめ

サッカーの戦術というのはものすごく進化してるんだな。日本だけガラパゴスということで、おいてかれてしまってますね。そこは、引退した内田選手の言うとおりなんだな。そして、継続性が非常に重要だけれど、あまりに強すぎるリーダーシップと、長期政権というのはマイナスの影響もあるんだね。

この本を読んだ理由

3カ年計画の一年目が残念な結果に終わってしまいそうな浦和レッズの未来を知りたくてよみました。

仕事に活かせるポイント

やはり、再現性なんだよな。フローがきっちりと再現できることが重要。そして、ポイントをちゃんと定義することだな。

感想

5つの戦術トレンドで見る19-20欧州各国リーグ総括」という特集に惹かれて、買っちゃいました。これを読むことで、浦和レッズが考えている未来が見えてくるんじゃないかと言うことで。これからの浦和レッズのベースになる4-4-2はどうなのか、と。

 

世界のサッカーはポジションという概念が消滅しつつあるのね、と。スペシャリストの時代が終わって、タスクの時代になった、と。

 

攻めているとき、守っているとき、攻めから守りに切り替わるとき、守りから攻めに切り替わるときに「こういうタスクをこなすんだよ」という世界です。

 

なんか細かくこの本を読むと、浦和レッズというか、日本のサッカーが時代遅れなんじゃないかと。ミシャ式すげー!って言われていますが、可変式って世界だと普通のことなんだな。

 

そして、4-4-2で堅守速攻といえばアトレティコ・マドリーなので、浦和レッズも、そこを目指せば良いんじゃないかと思う今日この頃。

 

 

タイトル:footballista 2020.09
発行元:ソル・メディア

Account Based Marketing 1年で会社の将来を変えるABMのコツ

著者:砂川暁彦
発行元:B-Story

 

まとめ

ABMって顧客の解像度を上げるってことなんだよな。そして、全顧客の解像度を上げることは無理なので、ターゲットを絞り込もうと。で、顧客の解像度が上がれば「自社の製品をどうやって売り込もうか?」という視点よりも、「顧客はこういう課題を持っているから、その課題を解決するにはこうすれば良いんだな」って発想になるんだよな。さて、そこに自社のソリューションがハマるかどうかは別問題だな。

この本を読んだ理由

そりゃ、ABMといわれれば、どんな本でも読みますよ。

仕事に活かせるポイント

この本に書かれていること、全部ですね。

目次

第1章 ABMの基礎知識
第2章 ABM戦略策定のコツ
第3章 ABMデータマネジメントのコツ
第4章 ABMツール選定のコツ
第5章 ABMでビジネス変革

感想

ABMとはアカウントベースドマーケティングの略。アカウント=企業なんだよな。いままでのBtoBマーケティングがメアド=個人単位であったのだけれど、会社単位になったというのが大きな違いだ。

でもね、会社単位で考えるけれど、その会社の中で働いている人をピンポイントで狙ってコミュニケーションをしなければならないということを忘れてはならないのだな。

会社というでかい単位でのマーケティング&営業を行う話であるけれど、ターゲット顧客の解像度をってっていてきにあげなければ、そもそも成り立たないコミュニケーションなんだよな。

これが大変なんだよ。

そして、解像度を上げればあげるほど、顧客の課題が明確にわかってくる(はず)。

その課題を解決するためにソリューションをぶつけるから、成約率が高いのだよ。

間違っても、製品やサービスを売り込むために、顧客の解像度を上げるわけじゃない。

ここを間違っちゃダメなんだよな。

そして、顧客の解像度を上げるのだから、全方位でABMなんて行うことはできない。ちゃんとセグメントを定義して、攻め込まなければならない。

BtoCの場合、セグメントは市場を細分化しましょうという話だけれど、BtoBの場合は、ABMを継続的に行えるかどうかという点になるというのが著者の主張なのね。

 

 

タイトル:Account Based Marketing 1年で会社の将来を変えるABMのコツ
著者:砂川暁彦
発行元:B-Story

Tipo 2019.1

発行元:ネコ・パブリッシング

 

まとめ

いいなぁ。80年代の国産車。それも、GT-Rや、80スープラNSXではないという。こういう自動車雑誌が長く続いて欲しいよねぇ。電気自動車の時代になっても生き残れることを祈ります。

この本を読んだ理由

セリカXXとプレリュードという「よろしくメカドック」な表示しにやられてしまったんだよな。

仕事に活かせるポイント

ないですな。仕事のことを考えないですむ、楽しい世界。

感想

今月号のメイン特集は「あの頃輝いていた懐かしいの日本車に注目!ジェイズな奴らを見逃すな!」ですね。ここで、R32GTRや、NSX、80スープラFD3Sがメインで紹介されるワケ出ないのがいいですよね。さすがに表紙はそこまで行けないので、プレリュード、セリカXX。だけれど中に入ればTipoワールド炸裂w スバルレオーネスイングバック、ダイハツフェローバギーとか、キャラバンとか、シティ(IIでも、ブルドッグでも)だものな。

 

おもしろい世界。

こういう自動車雑誌が残り続けて欲しいな。

 

そして、1年以上置いておいた本だけれど、面白いな。

 

Tipo(ティーポ) No.356 (2019-01-08) [雑誌]

Tipo(ティーポ) No.356 (2019-01-08) [雑誌]

  • 発売日: 2019/01/08
  • メディア: Kindle
 

 

タイトル:Tipo 2019.1
発行元:ネコ・パブリッシング

日経ビジネス 2020.11.09

発行元:日経BP

 

まとめ

コロナ以前の新人研修って良かったか?コロナ以前の同調圧力が凄い職場空間って良かったか?人は同じ空間で同じように息をしていないと仕事ができないのか?そりゃ、同じ空間に人が集まらないとできない仕事もあるでしょう。が、同じ空間に人が集まらなくてもできる仕事もあるわけで、そのへんが可視化されたのが良かったんじゃないのか?スポーツチームや、軍隊じゃないんだから、同じ空間に人を集めて、トレーニングする必要はないと思うんだけれどナ。多様性とか、個性の話と真逆のことしてたんだから。

この本を読んだ理由

週に一度の頭の整理

仕事に活かせるポイント

コロナ以前の古き良き日本的社会を求めている人が、ある一定数以上いるということを知ったことですね。いやはや。もう、戻れないよな。

感想

今週号の特集は「コロナ後の新人 職場の希望かお荷物か」ですね。コロナ禍の時代に何が凄いかって、コロナ以前に行っていたことを、そのままコロナ禍中に実施しようとした企業が多いってことだよな。新人研修をオンラインで行うのもいいけれど、なんでオンラインの新人研修のカリキュラムが、オフラインの研修と同じ内容なんだよ。そこに突っ込めよ。コロナが落ち着いたら、元に戻るかもしれないけれど、そしたら、戻ったタイミングで、オフラインの研修をすればいいじゃないか。オンラインでお辞儀の研修とか、名刺の渡し方研修とか、バカじゃないか。他にもっとやることあるだろう。調査とか、基礎的な勉強とかやらせれば良かっただろうに。新社会人は、マナーや、ルールも知らないだろうけれど、業務知識だって知らないんだからさ。そして、コロナ禍の時代を経験してしまった人類は、コロナ以前に戻ることはできないんだよ。「コロナが落ち着けば、全部、以前と同じにもどるんだ」って思っている人の頭の中には、もう一度、日本に高度経済成長期や、バブルが訪れることになってるんだろうな。

そのへんの話が可視化されたというのが、コロナ禍最大のメリットですね。

 

そんな今週号で他に面白かった記事。

 

「有訓無訓 全選手会代表取締役社長 星野裕幸」
ほんとおっしゃるとおりですよ。人も、企業も、生き残るためには複数の能力を身につける必要がある。複数の能力を身につけるには、1つだけの仕事を淡々とこなしていちゃ、無理なんですよ。

 

「常態化するリモートワークの落とし穴」
クリエイティブな作業って、本当にリモートワークじゃできないのか?みんながみんな、一カ所に集まらないとできないのか?そりゃ、できないこともあるだろうよ。でもね、それでいいのか?集まるだけの会議って、どんな意味があるんだ?と思ってしまう。会議嫌いなので。

 

ダイムラーとウェイモが自動運転で提携 じせだいトラック、日本周回遅れに?」
そうだよな。トラックは、同じルートを毎日毎日、走ることが多い。それも、長距離をね。だからこそ、自動運転に向いているはずだと。そこに目を付けているのは欧米のトラックメーカーばかりで、日本はようやく手がけるというレベル。日野自動車や、いすゞは、これから頑張って、レベル3の自動運転を行おうとしているのに、ダイムラーはウェイモと組んでレベル4ですよ。

 

そんな今週号を読んでいたら読みたくなった本

 

 

新橋パラダイス 駅前名物ビル残日録

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さいはて紀行

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官邸vs携帯大手 値下げを巡る1000日戦争

官邸vs携帯大手 値下げを巡る1000日戦争

  • 作者:堀越功
  • 発売日: 2020/10/08
  • メディア: 単行本
 

 

 

世界最高峰の経営教室

世界最高峰の経営教室

  • 発売日: 2020/10/15
  • メディア: Kindle
 

 

 

タイトル:日経ビジネス 2020.11.09
発行元:日経BP