発行元:クレタパブリッシング
まとめ
やっぱ、90年代は面白い時代だったんだよな。バブル崩壊、失われた20年が始まった時代だけれど、明るい未来は見えなかったけれど、成熟しきった文化は楽しかったんだよな。
この本を読んだ理由
だって、わたしはズバリ昭和50年男なんだもの。
仕事に活かせるポイント
今目の前にある状況を楽しむだけでなく、しっかりと第三者の目を持って考えることですね。
感想
この雑誌、面白いんだよな。
今号の特集は「オレたちのの90年代 1990-1994 5years」ですね。1990年から1995年まで。私の中学高校時代を過ごした5年間ですね。引き込まれる面白い世界ですよ。やっぱ。この時代は凄かった。
そして、こういう時代にありながらも、ちゃんと冷静に現象を見つめている人が凄いな、と。プロだな、と。
そのプロの1人がエピック・ソニーの丸山サンと、日本テレビの土屋さんと、テレビ東京の佐久間さんだな、と。
丸山サンは90年代、音楽がビジネスになっていく過程をしっかりと見極めていた。アーティスト後からだけじゃ成り立たない世界になりつつあると。そして、土屋さんと言えば、電波少年。今であれば、やらせだ、コンプラダで大騒ぎになりそうな企画であっても、実現させてしまう力があった。そして、そのパワーをそのまま活かすとNGになってしまう状況であっても、企画のDNAの残し方を知っていた。
そして、佐久間さん。そーなんですよ。90年代後半から、00年代前半ってWebはサブカル住人の持ち物だったんだよね。90年代前半はまだ雑誌がサブカル住人のすみかであったけれど、そうじゃなくなった。気がつくと雑誌もメジャーな世界になってしまい、サブカル住人、メインカルチャーではない世界に住む人々は、Webに流れていったのよね。そして、Webがいまはメインカルチャーとなっている。
こういう気づきを与えてくれるのが、この本ですよね。
面白いだけじゃない。
タイトル:昭和50年男 vol.004
発行元:クレタパブリッシング