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問題解決のためのデータ分析 BtoB事業編

 

著者:小早川幸一郎

発行元:クロスメディア・パブリッシング

 

問題解決のためのデータ分析 BtoB事業編まとめ

データ分析も、データ活用も、DX化も、ツールの導入じゃないんだよ。ツールの導入は一番最後なんだよ。そんなツールベンダーや、アプリケーションベンダーが見たら発狂しそうな正しいことが書かれている素敵な本。

 

問題解決のためのデータ分析 BtoB事業編を読んだ理由

BtoBマーケティングに関わっているので

 

問題解決のためのデータ分析 BtoB事業編で仕事に活かせるポイント

これに尽きますな

 

データ分析のアプローチ方法について説明します。

(1)目的の明確化

(2)仮説の洗い出し

(3)分析方法の定義

(4)データの収集

(5)データ分析

(6)課題の明確化

という流れとなります。

 

問題解決のためのデータ分析 BtoB事業編目次

問題解決とデータ分析の関係

データ分析のアプローチ方法

BtoB事業におけるデータ分析事例

データ活用したあるべきPDCA

 

問題解決のためのデータ分析 BtoB事業編の感想

無茶苦茶面白いな。著者はツールベンダーと無関係な人。完全に無関係ではないでしょうけど、ツールベンダーの社員じゃないことは確かなこと。だからこそ、なかなかおめに書かれない話がしっかりと出てくるのですよ。その箇所を読むだけで、この本を読む価値がありますよ。

 

データ活用の入口として、これら「ツール」を入れないこと、これが重要です。ツールはあくまでもデータ活用をするための「道具」に過ぎません。本当はサッカーをやるのに野球の道具(バッドやグローブ)を揃えても扱えません。さすがにこれは言い過ぎかもしれませんが、それに近いようなことが多くの企業で起こっているのが現実です。少なくとも、生産性、効率性の向上のためにツールを導入したものの、そのツールを十分に使いこなせていない企業はとても多いです。

 

ほんとにこの通り。おかげで世の中には使いこなせないツールが、いや、使われないツールが溢れかえっているのよね。まぁ、これだから経済は回るし、ツールベンダーは儲かるのだけど(笑)

 

ということで、本書は世の中にたくさんあるのツールベンダーのツールベンダーによる「ツールを売りたいため」のデータ分析本ではないのですよ。フツーに分析をビジネスに活用する方法が述べられている本。なんにも飛び道具はないけれど、実例豊富で参考にしやすいと思いますよ。

 

 

タイトル:問題解決のためのデータ分析 BtoB事業編

著者:小早川幸一郎

発行元:クロスメディア・パブリッシング