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なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたか

 

著者:柳瀬隆志、酒井真弓

発行元:ダイヤモンド社

 

なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたかまとめ

CDPを構築することも、ツールを導入することも、複雑なカスタマイズすることも、手段でしかないんだよ。で、もっというと必要な手段ですらないんだよ。事業会社が業績を伸ばすために行うデジタル化とSIerが金儲けのために行うデジタル化は大きく違うんだよ。このとても重要なことを教えてくれるのが、この本。

 

なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたかを読んだ理由

タイトルに惹かれたので

 

なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたかで仕事に活かせるポイント

見える化が重要。見える化して、誰もが仮説を考えることができて、自分で動けるようになることが重要。そして、その動いた結果を見えるようにすることが何よりも重要。

 

なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたかの目次

「暗黒期」からどうやって脱却したか

実際に社内でどのようにITを活用しているか

経営者が知るべき便利ツール紹介

特別対談

 

なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたかの感想

話の舞台は九州を中心に店舗を展開するグッディというホームセンター。そこの社長さんが、会社を進化させるためにデータを活用したというお話。創業家に生まれた社長さんは大学卒業後、三井物産に就職。三井物産でビジネス経験を積んだ若社長が家業を継いで大活躍…というお話。

なのだけれど、華々しいシステム開発の話や、ツールの話は出てこない。TableauとGCPとGoogleWorkplaceのお話がメイン。SAPもTeamsもSalesforceもでてこないぜ!それくらい地味な話だぜ!でも、成功する、という話。なので、地味。どーりで、本を書くほどの社長さんなのに、ツールベンダーのイベントに出てくることが少ないんだ、と。

行ってることは数値の見える化と簡単に仮説検証ができるようになってること。これだけ。細かく見ていけば、もっとたくさんあるのだろうけど、めいんはこれ。やはり、見える化とカンバンなんだよ。仮説導出は社員、人間の手て行えるようにすることが重要なんだよ。簡単に仮説検証ができるようになるということは、複雑怪奇な設定や、魔改造されたツールじゃダメなんだよ。

そりゃ、ツールベンダーのイベントには呼ばれないわ(笑)

 

 

タイトル:なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたか

著者:柳瀬隆志、酒井真弓

発行元:ダイヤモンド社