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日本経済はこのままでは預金封鎖になってしまう

 

著者:小宮一慶

発行元:ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

日本経済はこのままでは預金封鎖になってしまうまとめ

この本の発行日は2010年10月15日。ずいぶんと積読しておいたもんだ(笑)それから14年。まだ、日本では預金封鎖は起きていない。起きていないけれど、本書に書かれているような、預金封鎖への流れは起きている…ように思われる。いや、もう、日本の財政は駄目でしょう。日本国債は日本国内で消費されてるといったって、そもそも日本人が減り始めているのだよ。そして、外国株式に投資するようになっているのだよ。

 

日本経済はこのままでは預金封鎖になってしまうを読んだ理由

日本の財政が怪しいと思っているので

 

日本経済はこのままでは預金封鎖になってしまうで仕事に活かせるポイント

情報は広くから集めよう

 

日本経済はこのままでは預金封鎖になってしまうの目次

世界一ひどい日本の財政赤字

インフレターゲットは危険な議論

財政危機を加速する2つの危険因子

危機を克服するための5つの処方箋

 

日本経済はこのままでは預金封鎖になってしまうの感想

この本が発行されたのは2010年。この本が発行されてから、東日本大震災が起き、イギリスはEUを脱退し、新型コロナウイルスパンデミックが起き、ロシアとウクライナは戦争を始め、中国は国家統制を強め、円安は加速的に涼み、日本の人口減少は加速した。まだ、預金封鎖にはなっていないけど、燃料費高騰に端を発するインフレにより、日本政府の財政は土俵際にまでおいこまれている。

あぁ、もうすぐ分水嶺を超えるんだろうな、と。もしかしたら、超えているのかもしれない。そういう状況下で「とるべき政策&施策」が紹介されているのだけれど、日本政府が選んでいる政策は真逆だ。インフレが起きてるのに高齢者に現金をバラマキ、高齢者の社会保障負担を下げようと動いている。

預金封鎖の前にインフレが加速して、そんな高齢者がみんな死ぬんだろうな…と。金融資産を外貨や、株式&ファンド、ゴールドや、ビットコインで持ってる人だけが生き残るんだろうな、と。

大変な時代が14年前から予測されていたことがわかりますよ。

 

 

タイトル:日本経済はこのままでら預金封鎖になってしまう
著者:小宮一慶
発行元:ディスカヴァー・トゥエンティワン