著者:田中孝幸
発行元:東洋経済新報社
13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海のまとめ
ロシアとウクライナの戦争で世界中が大変なことになっております。なんで戦争をしなければならないの? そんなうちの娘さんの回答にと言うことで、この本を読んでみました。地政学の基本的なことは、一通り抑えられてるんじゃないかしら?って思います。が、そこまで地政学にくわしくないので、お父さんも「ふむふむふむ」と読んでしまうわけです。
13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海の目次
プロローグ カイゾクとの遭遇
【1日目】物も情報も海を通る
【2日目】日本もそばにひそむ海底核ミサイル
【3日目】大きな国の苦しい事情
【4日目】国はどう生き延び、消えていくのか
【5日目】絶対に豊かにならない国々
【6日目】地形で決まる運不運
13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海の感想
地理ではなく、地政学。
国際政治を考察するにあたって、その地理的条件を重視する学問である。 19世紀から20世紀初期にかけて形成された伝統的地政学は、国家有機体説と環境決定論を理論的基盤とし、ドイツ・イギリス・日本・アメリカ合衆国などにおいて、自国の利益を拡張するための方法論的道具として用いられてきた。
ので、なぜか、日本では継子扱いな学問(な気がする)。
でも、非常に重要なのだよ。
そして、地球上に存在する地理は変更することが出来ない(何万年って単位になれば話は別だけれど)ので、その土地に住んでいる、その土地に生まれたと言うことが、人生を大きく左右してしまうんだよな。
それを受け入れるべきか?拒否するべきか?
いろいろ考えてしまうわけですよ。
13歳向けというよりも、りっぱな大人向けの本ですね。