著者:志村けん
発行元:マガジンハウス
まとめ
コロナにより志村さんが亡くなって1年。過去にも読んだことがあった、志村さんの著書を、再度読んでみる。ものすごい常識人で、ものすごい真面目だったんですよね。常識があって、真面目だったからこそ、人から愛されるコントを生み出し続けることができたんだよな。何も目新しいことは書いてない。ものすごく基本的なことが書いてある。他の人が書いたのであれば、全く説得力はない。それに、面白くもなんともない。しかし、志村さんが語ると、全く違うんだよな。PTAから嫌われ、子供から愛されるギャグを生み出し続けた志村さんだからこそ「常識を持て」という台詞に重みが出るんだよな。
この本を読んだ理由
志村さんが亡くなって1年がたったので
仕事に生かせるポイント
常識を守る。時間を守るって言う点ですね。
目次
第1章 人生 一章が二十四時間だとしたら
第2章 お金 肝には金を使え
第3章 ビジネス 常識なくして成功なし
第4章 処世術 マネがマネーを生む
感想
志村けんさん。日本が誇る偉大なコメディアン。2020年、コロナによって、人気絶頂時に亡くなってしまった伝説のお笑い芸人。
大御所とよばれるお笑い芸人の多くが、コメンテーターや、司会者、俳優や、映画監督に転身する中で、ずっとコントに軸足を起き続けてきた志村さん。
そんな志村さんの生き方を学ぶために、もう一度、本書を読んでみようと思ったのだ。
志村さんが目指していたのは常識人の変な人。
志村さんをよく知る芸能人も、あまりよく知らない芸能人や、一般の人も、みんな口にするのが「志村さんは真面目な人だよ。常識のある人だよ」ということ。
テレビ画面で見かけたことしかないけれど、私もそのことは知っている。
そして、遅刻はしない、時間をしっかりと守る人だと言うことも知っている。
さすがだな、志村さん。
本書内にも、何度も、何度も、出てくる話だ。
だからこそ「常識のない奴に成功なし」と「常識を馬鹿にする奴は、常識を越えたことは絶対にできない」という台詞が心に染み渡る。
この言葉、志村さんが言うからこそ、重みがあるのだろうな。
人気絶頂のドリフフターズに、荒井注さんの代わりとして参加した志村さん。完全アウェイな状況で、加藤茶という絶対エースを前にしながら、自分のポジションを勝ち取った志村さん。
「人と同じことをしていたら、この業界で生き残ることは難しい。」
その努力のベースになる話が、ぎっしりと記されているのが本書です。
「人と同じことをしていたら、この業界で生き残ることは難しい。」
だからこそ常識を大切にした志村さん。
私も、時間を守るところから始めよう。
あと、誘ったらおごることもマネしてみよう。
マネがマネーを生むのだから。