著者:刈谷大輔
発行元:ソシム
まとめ
知らない業界のことは、素直に学ばないとダメですね。世の中、知らないことだらけです。倉庫管理システム(WMS)や、輸配送管理システム(TMS)にクラウドサービスがあるなんて、はじめて知りました。あと物流版のUberであるUber Freightがあるだなんて。日々勉強ですね。
この本を読んだ理由
仕事で物流業務に関して触れることが出てきたので、そのお勉強の意味を込めて読みました。
仕事に活かせるポイント
物流の各作業毎の原価を正確に把握することに役立つのが「物流ABC」と言われているものだという。Activity Based Costingですね。投入要素別単位当たりコスト(発生費用÷使用数量=単位当たりコスト)を算出したら、アクティビティ原価(単位当たりコスト✕アクティビティ別使用数量=アクティビティ別言原価)の算出をして、アクティビティ単価(アクティビティ別原価÷アクティビティ別処理数量=アクティビティ別単価)を算出するのだとナ。
目次
1章 物流機能の基本
2章 調達・生産・販売物流の基本
3章 輸送業務の基本
4章 倉庫業務の基本
5章 物流情報システムの基本
6章 物流コストの基本
7章 ロジスティクス業務の基本
8章 次世代ソリューションの基本
感想
ロジスティクス業務、物流業務と言ったら、街中を走るトラックと、大きな倉庫くらいだと思っているような人におすすめの本です。看板に偽りなしです。物流業務の基本がよく分かります。
なにより、物流とは「街中を走るトラックと、大きな倉庫」だけではないということがよく分かります。
あぁ、ドローンの実証実験も行ってるしね。トラックの自動運転も、実証実験を行うしね。
それくらいの知識は、ニュースを見ていて知っていました。
が、世の中はもっと進んでいたのですな。
倉庫管理システム(WMS)や、輸配送管理システム(TMS)にクラウドサービスがあるなんて、はじめて知りました。
うぇあはうすあずあさーびすって、いうのか?こういうの。WaaSって。
WaaSっていうと、まったく違うものになっちゃうよなw
あと物流版のUberであるUber Freightがあるだなんて。
日本だと物流事業を行うのにはいろいろとクリアをしなきゃいけない規制があるから、アメリカのように流行らないのだろうな。とはいえ、なんだかんだで妥協点を見つけてUberもUber Eatsも成り立ってるから、Uber Freightも成り立つのだろうな。ちなみに、日本には空きトラックと荷物を結びつける「求貨求車システム」というサービスがあるんだとナ。ドライバーではなく、荷物をマッチングさせる仕組みだね。
いやはや、奥が深い世界ですね。
タイトル:知識ゼロからわかる物流の基本
著者:刈谷大輔
発行元:ソシム