まとめ
私の尊敬する野村監督の本。他の著書と同じようなことが書いてあるのは事実だけれど、何度読んでも、何冊読んでも、心に染み渡る。まぁ、野村監督の野球人生は1回限りなわけで、その話を本にしたら、そりゃ、同じような内容になるよね。組織論、データ論、野球の見方をいろいろ教えてくれますが、「人としてまともに、まっとうに」という考えに、いつも打ちひしがれます。
この本を読んだ目的
野球、やったことないレベルですが、野村克也さんは、私の尊敬する方です。そりゃ、野村監督の著書があれば、読みますよね。
目次
第一章 巨人こそがプロ野球だった
第二章 闘った!見た!考えた!
第三章 チェンジアップをもう一球
第四章 プロ野球の歴史を変えた出来事
第五章 21世紀の、そして未来のプロ野球へ
感想
野村監督。奥様のサッチーのほうが有名な感じもありますが、日本プロ野球界のレジェンドの一人。
監督としても有名だけれど、選手としてもすごい結果を残し続けた人なんだよね。王さんや、長嶋さんと並ぶくらいの名選手なんだけれど、野球エリートではなかった。努力という才能で名選手としての地位を獲得した人。
だからこそ、名指導者になったんだろうな。本能で勝ち取った結果ではないからね。
そんなノムさん、野村監督の本は、なんでも読んでしまいますよ。野村監督の本は似たような内容が書かれていることが多いと語られるけれど、そりゃ、野村監督のプロ野球人生は一度だけだからね。
ただ、今回の本は他の著書と違った。
野球の歴史に関する知識がすごい。その知識は日本プロ野球だけでなく、メジャーリーグについてもだ。そして、さらに言えば野村監督がプロ野球選手になる前、生まれる前のメジャーリーグについてもくわしいのだ。
この勉強力というか、勉強量はなんなのだろう?
そして、もちろん、いまのプロ野球、メジャーリーグについてもくわしい。オリンピック、WBCなど世界選手権的な内容にも詳しい。
野村監督、ノムさん、もう八十ですよ。
この飽くなき探究心、勉強し続ける姿勢に感服します。