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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学講義録なのだ!

著者:泉麻人みうらじゅん久住昌之会田誠鴻上尚史坂田明茂木健一郎三上寛宇川直宏養老孟司喰始浅葉克己、河口洋一郎、原島博
発行元:文藝春秋

 

 

まとめ

赤塚不二夫先生、誕生80周年を記念して、東大で行われた講義をまとめた本。東大でバカ田大学講義録なのだ! すごい、しゃれが効いていていいなぁ。こういう頭の柔らかさこそが、赤塚不二夫先生の教えなんだろうな、と一人で納得。やっぱ、日本におけるギャグ漫画の神様ですよ。「秘密のあっこっちゃん」のような、少女漫画も書いているのがすごいですけど!

 

この本を読んだ理由

 

バカ田大学講義録なのだ!」というタイトルにやられました。すごい秀逸。中洲産業大学と同じくらい秀逸w

 

仕事に活かせるポイント

バカになれることこそが、発想の限界を超えることができるポイントなんでしょうな。

 

目次

バカ田大学とは
バカ田大学校歌
泉麻人 シェーとは何か?
みうらじゅん 人生論
久住昌之 旅はよそ見と道草でいいのだ
会田誠 僕のバカアート
鴻上尚史 コミュニケイションの達人になれるといいのだ
坂田明 役立たずのあり方とミジンコについて
茂木健一郎 創造性のばかちから~天才の方程式
三上寛宇川直宏 飢えた子供の前でコニャニャチハは有効か?
養老孟司 バカと天才の壁
喰始 バカの力!
浅葉克己 デザインを血肉化する
河口洋一郎✕原島博 漫画とデジタルコンテンツ
赤塚えり子 おわりに~「リッパなバカ」になるために

 

感想

本書は2015年12月1日~翌年3月末まで、東京大学で開催された「赤塚不二夫先生生誕80年企画『バカ田大学』」の内容をまとめたモノ。

 

すごい。東大で、バカ田大学の講義。この流れで、中洲産業大学の講義も、やってほしかった。

 

ドンピシャの赤塚不二夫世代で育った方々が、赤塚不二夫先生について熱く語る。語るのだけれど、全く赤塚不二夫の作品に触れていない人も。

 

「なんなんだよ!」と、思ってしまいましたが、そういう発想がだめなんだよな。

 

バカじゃない。

いや、バカになれない。

頭が固くなりすぎている。

天才になれない。

 

そして、天才と秀才は違うのだと、東大に通い詰めた茂木健一郎さんや、養老孟司さんが語るのが素敵。

 

バカボンのパパのような、頭の柔らかさが欲しいです。

 

そして、赤塚不二夫先生は手塚治虫先生と、並び称される立場にあるとは、知らなかった。。。

藤子不二雄先生や、石ノ森章太郎先生と、同じ仲間だと思っていたのに。

 

もっともっと、赤塚作品を読まなければ。