個人の感想
デジタル全盛の時代にあって、手書きで文字を書くなんてことは、役所で何かを請求するときくらいしかなくなったわけですが、少し前で、「手書きで物を書く」ことは、ごくごく当たり前のことであった。
それは一般の人でもそうであったし、著者のような作家でっても同じであった。
ただ、作家と一般人が違うのは、作家は文字を書くのが仕事であるということだ。
それも、苦行のような仕事なわけだ。
何しろ、一日中、文字を書き続けているのだから。
アイディアを書き留める時、原稿を仕上げる時。
それぞれにピタリとハマる道具がある。
万年筆と万年筆のインクとノート。
このこだわりに溢れた組み合わせが「うらやましい」と思えてくる1冊。
モンブランや、パーカー、ペリカンに、ラミー。
ワタシがもっているのはラミーだけれど、殆ど使っていない。
パーカーの万年筆とインク瓶、欲しいよなぁ。
そういうことがすぅっと思えてくる素敵な本ですな。