WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2020.03.09

発行元:日経BP

 

まとめ

わたしも小さな会社の管理職をやっていますが、人をどんなに育てようと思っても、本人に育つ意識がなければ育たないということを感じております。となると、必要なのは「育ちたい。リーダーなりたい。」という動機づけですよね。

 

この本を読んだ理由

週に一度の頭の整理

 

仕事に活かせるポイント

やはり、コロナショックでないでしょうか? あれだけ大騒ぎしていたBCPはどこに消えたのか?

 

感想

今週号の大特集は「社員はなぜ育たない 危機を乗り切るリーダーの作り方」ですな。個人的には人を育てるなんて、おこがましいかと。育てるのではなく、育つのだと。本人に育ちたい意識があって、はじめて育つために用意をした環境が生きるのだと思いますがね。
それに時代の流れは早いんですよ。いま、最適なリーダーへの道筋が5年後も最適であるかはわからないわけで。5年後のリーダースキルが、いまから予想できるわけもないので。このような状況を考えると、リーダーになっていきたい人が、自分でスキルと知識を身につけて、育っていくのが一番良いと思う。

 

で、他に面白かった記事。

 

「コロナショック 新秩序の模索が始まった」
仕事の面、それも日本における仕事を考えたとき、BCPってどこに消えたのですかね? 東日本大震災のときの話はどーしちゃったのかと。LCCや民泊は、載っかっていた前提条件が崩壊しちゃったのだから、しょうがないかと。あとテレワークや、リモートワークは手段であって、目的じゃないかと。オフォイスの人口密度が減れば、満員電車でなくなれば、会社にでてきてもよいんだぜ、今回は。


「中国、監視技術で新型コロナ対策」
人権よりも、監視がかった感じですね。うまく押さえ込めてる国って、中国だったり、シンガポールだったり、日本だったり、政府が強権を発動できるような国ですしね。ヨーロッパは無理だろうな。都市封鎖なんて成功せずに、EU中にコロナが広がって大変なことになりそうですな。となると、日本でコロナが落ち着いても、世界的に大変な状況なので、オリンピックは開催できないかもね。もしくは無観客。そうなるとどうなるのだろう?

 

そんな今週号を読んでいたら、読みたくなった本。

 

 

 

ネクストシリコンバレー

ネクストシリコンバレー

 

 

 

入門 起業の科学

入門 起業の科学

  • 作者:田所 雅之
  • 発売日: 2019/02/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

 

 

 

 

カルロス・ゴーン 国境、組織すべての枠を超える生き方 私の履歴書

著者:カルロス・ゴーン
発行元:日本経済新聞社

 

まとめ

やっぱ、ゴーンさんはスゴイ人だよ。そりゃ、悪いことをしたかもしれないけれど、誰に対して悪いことをしたのか? とりあえず、ゴーンさんが来なければ、日産自動車は潰れていたんだから。ゴーンさん亡き後の日産自動車は、潰れてしまうんじゃないかと思う。

 

この本を読んだ理由

ゴーンさんが書いた「私の履歴書」を読んでみたくて、探しましたよ。

 

仕事に活かせるポイント

コミュニケーションだよな。人とのコミュニケーションをしっかりとって、関係性をしっかり作ることだな。

 

目次

第一部 私の履歴書
第一章 多国籍世界の住人
第二章 コストカッター
第三章 リバイバル(再生)
第四章 危機、そして新たなる挑戦
第五章 アライアンス
第二部 カルロス・ゴーン名語録

 

感想

私が好きな自動車会社の経営者と言ったら、フェルナンド・ポルシェ博士、コーリン・チャップマン、リー・アイアコッカ、ボブ・ラッツ、本田宗一郎鈴木修、そしてカルロス・ゴーンだ。

 

ゴーンさんと言ったら、コストカッターで有名。日産の復活劇をしらなければ、日産自動車を食い物にした経営者として有名。とはいえ、本当にゴーンさん一人だけが悪者なのか?と言う話もある。いまは、日本を密出国してベイルートにいるわけですけれど。ルノーからゴーンさんが派遣されてきて、日産の無駄をぶった切って、復活の芽を見つけ出すことをしなければ、今頃、日産自動車なんて自動車会社はなかったんだよな。ホンダか三菱の一部門になっていたか、どこか外資の自動車会社に買い取られて、ブランドだけが残っている状況になっていたんだよな。

 

そんなゴーンさんの人生を、ゴーンさん自らが振り返る本。日経新聞の「私の履歴書」の連載をまとめた本ですわ。

 

ゴーンさんと言えば、シンプルでわかりやすいコミュニケーションが有名だけれど、その原点となるような出来事が紹介されていましたね。それはレバノンで過ごした少年時代のお話。少年時代を過ごしたレバノンで先生(神父)から「物事を複雑にしてしまうのはそれ何も理解できていないからだ。」と、教えてもらったのだという。この考え方は、その後のゴーンさんのコミュニケーションの基本になっていると思う。

 

実際に、三代目プリメーラの発表会でゴーンさんに質問したときも、わかりやすい英語で、その秘密(デザインの重要性)を語ってくれたし、東京モーターショーのプレゼンもわかりやすかったからな。

 

日本企業のトップを長年勤めていたのに、なんで日本語を話さないんだ! って怒っている人も多いだろうけれど、ゴーンさんは別に日本語を話す必要は無いと思うんだよね。わかりやすい英語で話すことができれば。中学生でも理解できるレベルの英語で説明できれば、大体の日本人は理解できるからね。それに、たぶんですが、話すことはしなかったけれど、日本語を聞いて理解することはできていたと思うよ。

 

それくらいの狸であってほしわ。

 

そんなゴーンさんの半生を自ら語っている本なのですが、後半は、ゴーンさんの経営論と、ゴーン語録が収められております。

 

ゴーンさんの経営論、いろいろと考えさせられることだらけだったのですが、その中で一番心に刺さったのはこれですね。ゴーンさんが考えるリーダーの条件。それはは2つあって、1つは結果をだせる人、もう1つは人々とつながる能力を持っている人。よし、これを心に刻んで今日から生きよう。

ゴーンさんの名語録で心に刺さったのはこの2つだ。

 

経営がうまくいっていない会社に入る機会があれば、ぜひ入ってみるべきです。

 

イノベーションを起こしたいのであれば、あなたのアイディアを最初は誰も信じてくれないことを覚悟しなければなりません。

 

 

ゴーンさんは、周り中を敵に回しながら、その敵対した仲間たちと関係性を作りながら、生き抜いてきたんだよな。

 

すごいと思うよ。

 

しかし、なんで、日本人は「外国人」と「金持ち」を忌み嫌うのだろう。

 

 

お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!

著者:のじまなみ
発行元:辰巳出版

 

まとめ

水着ゾーンという考え方は子供にも理解しやすくて良いですね。大事な場所だから水着で守るのですよ。大事な場所だからむやみやたらに人に見せてはダメ出し、触らせてもだめですよ、と。

 

この本を読んだ理由

そりゃ、うちの娘さんのためです。お父さんですが、読みましたよ。

 

仕事に活かせるポイント

答えにくい質問をされても、頭ごなしに否定したり、あたふたしたりしては駄目なのは、仕事でも同じ。

 

目次

Part1 性教育にはメリットしかない
Part2 性教育は3〜10歳で行うべし
Part3  その質問は突然に、しかも案外早く!
Part4 いざ製教育! まぁまぁ焦らずその前に…
Part5 実践! 性教育
Part6 お母さんから我が子へ、命の授業
Part7 こんな時こそ! 性教育

 

感想

どうやら、この本は世の中のお母さんに向けて書かれた本らしい。まぁ、タイトルにお母さんって入っているしね。でも、だからといって、父さんが読んでは行けない理由はない。てか、お父さんも、読んで学ばねば。

 

どーしても、闇にしがちな、避けて通りがちな、子供に向けての性教育。本書では性教育のプロである著者が、わかりやすく、子供にも性について語る方法を教えてくれる。

 

子供にも理解しやすい考え方が「水着ゾーン」という考え方ですね。他人にも見せても触らせてもいけない自分だけの大切な場所。だから、水着で隠しているし、守っているのだ、と。

 

これ、早速我が家でも行ってみよう。

 

そして、この本を読んで得た最大級の知識は「とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会」というのがあり、著者はそこの代表理事だということですな。

 

 

お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!

お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!

  • 作者:のじま なみ
  • 発売日: 2018/12/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

講談師・浪曲師になるには

著者:小泉博明・稲田和宏・宝井琴鶴
発行元:ぺりかん社

 

まとめ

この本に高校時代に出会っていたら、落語家になっていたかも。講談師ではなくw しかし、落語家になるのは才能が必要なんだなぁ。となると、努力でなんとかなりそうな、講談師かな?

 

この本を読んだ理由

神田松之丞改め神田伯山が登場しているので、読んでみました。

 

仕事に活かせるポイント

はやっているからと言うので飛びついちゃだめなんだな。いろいろ吟味して「この人」と決めて弟子入りしないとだめなんだな。

 

目次

1章 ドキュメント伝統を現代の中で生かす
2章 講談師の世界
3章 浪曲師の世界
4章 なるにはコース

 

感想

一人で講談界を盛り上げている神田松之丞さん。今度、真打ちに昇進して、神田伯山を襲名するのだという。いやいや。すごい人ですよね。テレビで、ラジオで大人気の神田松之丞さんが登場しているので、ついつい手に取ってしまいました。

 

 

しかし、そんな軽い気持ちで手に取ったのですが、中身は思っていた以上に濃かったです。

 


神田松之丞 問わず語りの松之丞 ついに来た!「情熱大陸」密着。しかし… 2019.08.16

いや、よかった。

 

流行っているからって、飛びついちゃだめなんだな。弟子入りするのも、いろいろな師匠の芸を確認して「この人」って決めないとだめなんだな。そして、すべての講談師の講談を聞いて、弟子入りする師匠を決めた松之丞さんはすごいなぁ。

 

あと、浪曲の世界。

浪曲と言えば三波春夫さんだよな。

 


三波春夫 村田英雄共演~浪曲忠臣蔵「義士の本懐」~

 

21世紀にもなって20年がたとうとしている今、講談も、浪曲も古典芸能になってしまっていますが、昭和の時代では、まだまだ現役の芸能だったんだよなぁ。

 

そして、中学時代や、高校時代に、こういう本に出会っていたら、落語家になっていただろうなぁ。

 

講談師・浪曲師になるには (なるにはBOOKS 別巻)

講談師・浪曲師になるには (なるにはBOOKS 別巻)

 

 

RALLY CARS 05

発行元:三栄書房

 

まとめ

私が一番好きなモータースポーツはラリーで、一番好きなラリーカーはポルシェ911です。それも空冷。そんな私にとって、バイブルというか、たまらない1冊ですね。1冊まるごとポルシェ911のラリーカーのお話なんですもの。

この本を読んだ理由

だって、ラリーカーとしてのポルシェ911が好きなんですもの。

仕事に活かせるポイント

ブランドって広告や、SNSだけじゃ作れないんだよなあ。

感想

やばすぎる。特集が「PORSCHE911 知られざるラリーヒストリーのすべて」ですよ。ラリー好き。それもポルシェ911のラリーカー好きの私としてはたまらなすぎます。一番好きなラリーカーといったら911SC。次に959なんですけれどね。もう、Rothmansカラーの911SC/RSや、959が出てきたら、ニコニコが止まりません。特にWRCではなく、パリダカだったら。クロスカントリーラリーで総合優勝しちゃうんですよ。どんだけのポテンシャルを持っているのですかって。

 

 


Porsche 911 SC RS


Rothmans Porsche 911 SC/RS Gr. B PURE Sound with Straight Pipes!!


Porsche 911 SC/RS Sports Cars From The Porsche Museum

 

で、紹介されているのはそれだけではないのです。

 

モンテカルロを走ったナローポルシェから、914に914/6、911S、911 Carrera RS2.7、911 Carrera RS3.0、911 SC、924 Carrera GTS、そして911SC/RSに、959。

 

いやーかっこいい。

 

スポーツカーであるポルシェが、なぜ、ラリーで活躍したのか? RRレイアウトから来るトラクションのおかげもあるのでしょうが「壊れないから」世言う理由に、一番納得できます。

 

だって、篠塚建次郎さんも、同じこと言っていましたからね。

 

サーキットの耐久レースの比ではない距離を走り、ストレスをクルマに与えるラリー。速さ以上に壊れないことを優先しなければ、ゴールすることができないからねぇ。

あぁ。やっぱ、私はポルシェが好きなんだ。

それも、空冷の。

 

 

RALLY CARS Vol.05

RALLY CARS Vol.05