WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

「ひとりっ子長女」はこう育てる

著者:多胡輝
発売元:新講社

 

目次


第1章 「ひとりっ子」の子育ては楽か大変か?
第2章 「ひとりっ子長女」が陥りがちな欠点に注意しよう!
第3章 ひとりっ子長女を育てる「母」の役割
第4章 ひとりっ子長女を育てる「父」の役割
第5章 ひとりっ子長女の「成長サイン」を知ろう
第6章 こんな時どうする?思春期の娘と母
第7章 「子育ての基本」とはなんだろう?
第8章 「ひりっ子長女」の特性を伸ばそう

 

感想

 

我が家の大切な大切な娘さんを大切に大切に育てたい、ということで読んでみた。

良い本です、

ひとりっ子長女のお父さんも、お母さんも、読んだほうが良い。

これほど勇気を与えてくれる本はない。

そんな本書の中で刺さったのがこのフレーズ。

 

子どもが精神的に安定して育つには何が必要なのか考えてみましょう。
それは家庭が安定していることが基本です。
両親が温かい関係であれば、子どもは精神的に安定した人格に育ちます。逆に両親がギスギス、ピリピリした関係では子どもの心は落ち着かず、いつも人の顔色をうかがうようになってしまいます。あるいは適切な人間関係を築けず、自分勝手な行動に走る場合もあるでしょう。
では、家庭が安定しているとは具体的にはどういうことかと言いますと、一にも二にも両親の仲が良いことです。おたがいにいたわり、思いやりの心を持って、仲良く接しているところをちゃんと子供似見けることが大切なのです。

 

このフレーズが、思いっきり、こころに刺さりました。

奥さんと、娘さんを、大切にしようと思える素敵な本ですな。

 

 タイトル:「ひとりっ子長女」はこう育てる
著者:多胡輝
発売元:新講社
オススメ度:☆☆☆☆☆(素晴らしい)

シックスシグマ・ブレイクスルー戦略 高収益を生む経営品質をいかに築くか

著者:マイケル・ハリー、リチャード・シュローダー
発売元:ダイヤモンド社

 

目次

なぜ、シックスシグマなのか?
改革へと導く道標
キャッシュフローを生み出す経営品質
ベンチマーキングとシックスシグマ
プロセス・メトリクス(事実としてとらえる尺度)
目に見えない企業損失
ブレイクスルー戦略のステップ
バイタル・フュー(最重要課題)は何か?
ブレイクスルー戦略の実施と展開
シックスシグマの担い手〔ほか

 

感想

 

シックスシグマの創始者、マイケル・ハリーが著者。

そんなわけで、シックスシグマ本の原点みたいな本。

そんなにたくさん読んでいないけれどね。

シックスシグマのシグマって標準偏差の意味で、それが6シグマということで、ほとんどばらつきがないということだということが、ようやくわかりましたわ。

シグマって、一体何なんだよw って、今まで思っていましたから。

シックスシグマは基礎となる8つのPhaseから成り立っているのでして

それは

認識(Recognize)
定義(Define)
測定(Measure)
分析(Analyze)
改善(Improve)
管理(Control)
標準化(Standardize)
統合(Integrate)

なのです。

で、さらにその中核となっているのがM-A-I-Cとよばれ、それは

測定(Measure)
分析(Analyze)
改善(Improve)
管理(Control)

なのだ。

そして、やはり基本は統計なのですな。

この統計に関して本書では
統計のシンプルさこそが、組織の中のプロセスを測定、改善、監視することを可能にするのである。統計とは、並外れた推論から常識的推論を切り離すツールなのである。

と、定義しているのですな。

KAIZENと似てるんじゃなかろうか?と思ったりしたのですが、トヨタ的な着眼点とシックスシグマ着眼点が違うということが315ページに書かれております。

それはシックスシグマ組織の価値」なのですが、こういう感じですわ


|古典的な着眼点 |シックスシグマの着眼点
_________________________________
分析的な観点 |一点の評価 |バラツキ
_________________________________
経営 |コストと時間 |品質と時間
_________________________________
製造製 |試みとエラー |ロバスト設計
_________________________________
バラツキ調査 |1回に1つの要因 |実験計画法
_________________________________
プロセス調整 |ひねる |統計的プロセス管理票
_________________________________
問題 |修正 |防止
_________________________________
問題解決 |専門家が基本 |システムが基本
_________________________________
分析 |経験 |データ
_________________________________
注目対象 |製品 |プロセス
_________________________________
行動 |反応的 |先見的
_________________________________
サプライヤー |コスト |相関能力
_________________________________
推論 |短期 |長期
_________________________________
見通し |直観 |可能性
_________________________________
アプローチ |微候的 |蓋然的
_________________________________
設計 |パフォーマンス |生産性
_________________________________
目的 |企業 |顧客
_________________________________
組織 |権威 |学習
_________________________________
トレーニング |ぜいたく |必然
_________________________________
命令系統 |階層的 |権限を与えられたチーム
_________________________________
指導 |勘と経験が基本 |ベンチマーキングとメトリクス
_________________________________
ゴール設定 |現実的観点 |達成とストレッチ
_________________________________
人 |コスト |評価
_________________________________
管理 |中央集権 |現場
_________________________________
改善 |自動化 |最大活用
_________________________________

なのだそうな。

シックスシグマってーと、GEが有名ですが、元々はモトローラから生まれたのですな。

ちなみに、ロバスト設計とは

 

「ばらつき」による顧客不満足や、工場のコストは大きいです。 「品質を安定させるには、 設計段階で外乱に強い設計をすべきである。」 という考え方を、ロバスト(頑強な)設計と言います。

 

ロバスト設計の実現に必要なのが、あらかじめ重要因子を把握し、制御することです。 このための実験手順や数理が開発されてきました。

とはいえ、「ロバスト設計」は、理想の設計のイメージです。 こういうものを 品質工学 は目指していますが、 ロバストにするための方法も、ロバスト性の評価方法も、絶対的なものはありません。

なのだそうな。


いやいや、当然ですが、深い本ですわ。

 

 

図解 コレならわかるシックスシグマ

図解 コレならわかるシックスシグマ

 

タイトル:シックスシグマ・ブレイクスルー戦略
著者:マイケル・ハリー、リチャード・シュローダー
発売元:ダイヤモンド社
おすすめ度:☆☆☆☆☆

 

CG 2018.8

発行元:カーグラフィック

 

目次

FIVE AT THE CORNERS

SPECIAL 1
フェラーリ・スペチアーレの昇華
フェラーリ488ピスタ/288GTO/ディーノ308GT4の真実
SPECIAL 2
日本車最前線
トヨタ・クラウン・プロトタイプ/新型クラウンに対する10の疑問/トヨタ・カローラ・スポーツ・プロトタイプ/レクサスES/レクサスGS Fに試乗して「日本車のいま」を考える/トヨタ・センチュリーマツダ・ロードスターRF/マツダCX-3マツダ・アテンザ/ホンダ・シビック vs スバル・インプレッサG4 vsマツダ・アクセラ/海外における日本車最新事情

ROAD IMPRESSION
アウディQ8
BMW 8シリーズ
ジャガーI-PACE
ボルボV60
ミニ・クーパー
ダラーラ・ストラダーレ

LONG & SHORT TERM TEST

THE GARAGE PRESS

CG MOTOR SPORT FORUM

 

感想

巻頭特集は「フェラーリV8ターボの血統を検証する 488ピスタ&288GTO」。
最新のフェラーリは、なんだかグランツーリスモの世界にあるような気がして、危うさを感じさせませんな。いや、感じさせちゃ、そもそもだめなんだけどね。ただ、フェラーリランボルギーニには危うさがあってほしいと思うのよね。スイートスポットを外したら、大変的な。
なので、488ピスタより288GTOの試乗記の方が、刺さりましたね。この頃のグループBのとんでもなさといいますか、ルカ・モンテゼモーロが近代化をはかる前のフェラーリが、好きですな。
まぁ、そもそも買えないので、こんなこと言えるのですがね。


The Ferrari 288 GTO - Group B Spec!!

 

で、その他に面白かった特集が「日本車最前線:トヨタ新型クラウンに対する10の疑問」。見た目は、とくにフロントマスクは好みじゃないんだけれど、中身は良さそうだな。そして、乗ってみたいな。2リッターターボ。こういう、フォーマル系なセダンは似合わないこと、よくわかってるのですが。
あと、新型クラウンのチーフエンジニア・秋山さんのコメントがよいね。所々に「社長」という単語が入ってくるのだけれど、これは豊田章男社長のことなのだろうか?
デザイン的にはレクサスESのほうが好みなんだけれど、でかすぎるんだよな。日本で乗るには。
そして、リアシートに乗るのであれば、新型センチュリー、一択だね。ベースとなっているエンジンや、プラットフォームは先代のレクサスLSとのことだけれど、別物になるくらいチューニングされてるのだろうね。ワタシが大金持ちになり、リアシートの住人になるなら、間違いなくセンチュリーを買うな。


New Lexus ES 2019 review – could this be an E-Class beater?

 

あと、他に面白かったのが「ダラーラストラダーレ」のインプレッション。ダラーラといっても、レーシングカーではない。あの、ダラーラがロードゴーイングカーを作ったのだ。ロータスよりも、マクラーレンよりも、ピュアな市販車wてか、これ販売していいの?というスゴさが素敵です。

 

あと「北海道旅行が何杯も楽しくなる ヤナセプレミアムレンタカー」。この記事タイトルがすべてを物語ってるね。そして、素敵なサービスですな。「気になるベンツ、G.クラスを北海道で走らせてみたい」なんて、ワタシの心にズサズサ刺さる。他の自動車メーカーというかディーラーも真似すればよいのにね。でも、流行るとDQN系か来て、面白いことになるから、知る人ぞ知るサービスのほうが良いのかも。

 

で、そんな今月号を読んでいたら、こんな本が読みたくなった。

ポルシェ911

 

ポルシェ911 空冷・ナローボディーの時代 1963-1973

ポルシェ911 空冷・ナローボディーの時代 1963-1973

 

 

マツダBMWを超える日」

 

 

そして、今月号で伊藤梓記者が退職。悲しすぎますな。彼女の記事は車ヲタクの視線一切なし、どちらかというとシロートの文章だったのですが、それが良かった。コリ固まる自動車メディアに一石を投じるくらいだったのに。

新天地での活躍を祈ります。

 

CG 2018年08月号[雑誌]

CG 2018年08月号[雑誌]

 

 

タイトル:CG 2018.8
発行元:カーグラフィック
オススメ度:☆☆☆☆(面白いね)

 

 

路地の子

著者:上原善広
発売元:新潮社

目次

第一章 昭和三九年、松原市・更池
「今さら命乞いしても遅いわ。そこでジッとしとれッ」
第二章 食肉業に目覚めた「突破者」の孤独
「オレの周りのええ人は、みんなおれへんようになってまう……」
第三章 牛を屠り、捌きを習得する日々
「オレは捌き職人やで。ケイちゃんさえ付いてきてくれたら、どないなと食べていけるから」
第四章 部落解放運動の気運に逆らって
「金さえあれば差別なんかされへん」
第五章 「同和利権」か、「日の前の銭」か――
「人間は、己の実益が絡んでこそ本気になる」
第六章 新同和会南大阪支部長に就く
「オレかて、もう後には引けませんねや」
第七章 同和タブーの崩壊を物ともせず
「ワシの勘はまだ、鈍ってないなと思ったな」
おわりに

 

感想

この本はすごい。


この本の主人公は著者の父親。上原龍造。
同和地区に生まれ、差別され続けた上原龍造が肉の仲卸を行う上原商店を立ち上げ、繁盛店に店を育てていく一代記。

 

だけど、話はそんなにシンプルには進まない。
同和利権に群がる人々に、右翼や、ヤクザとの命をかけたやり取り。

 

同和系のお話、大阪の食肉のお話というと、ドロドロした世界が描かれたり、背中がむず痒くなるようなお話ばかりだったりするけれど、この本は全く違う。

 

どちらかと言うと、すかっとするというか、一大スペクタクル。

 

そして、この主人公がいた時代は遠い昔ではなく、つい最近のお話。
少なくとも戦後のお話だ。

自分の記憶が残っている昭和50年以降の話になると、一気に引き込まれるよ。

すごい。

 

路地の子

路地の子

 

 

タイトル:路地の子
著者:上原善広
発売元:新潮社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著)

アクセンチュアでどのようにして代表取締役になれたのか?

著者:海野恵一

出版社: スウィングバイ株式会社

目次

第一章はアクセンチュアでの仕事のやり方について述べている。最近、過労死とかブラック企業が話題になっているが、その原因である、仕事に対しての過負荷とか超残業時間とかに関してはアクセンチュアが世界一だろう。どんなに仕事を効率よくやっても終わらないような負荷がかかってくる。そうした負荷をこなせない人は残れない。仕事が飯より好きだったから平気だった。そうでなければ命が持たない会社だ。


第二章はコンサルティングもしていたが、多くの仕事はそうではない。お客様の仕事の仕方を根本的に変えるのが仕事の中心だった。この企業はそのためのノウハウを持っている。しかも、大規模の改革を行う。だから、戦争に近い。敵はその改革に抵抗する社員だ。そうした社員が数千人になる場合もある。そうなるとまさしく、戦争をするのと一緒で、アクセンチュアの社員が何人も倒れるのだ。大将は絶対に倒れることは出来ない。


第三章は仕事で失敗した話だ。システムはうまくいかない時もある。その時には色々なパターンがあって、どう修復したのかを書いている。最終的には失敗は許されないので、どんなことをしても成功させなければならない。そうしたいくつかの事例を述べている。こうしたビジネスには特殊な能力を持った天才もいる。また、どんなアドバイスをしたのかも書いている。お客様の長年のビジネス慣行を覆した話もここに書いてある。


第四章は30代で経営者に成るのだが、その心構えを書いている。家庭を大事にしなかったことの反省とか、優秀なアメリカ人の協力を得なかったこととか、提案の仕方が全くわかっていなかったこととか、考えの発想が戦術的で、戦略的でなかったというようなことを書いている。

例えば、システムコンサルタントの料金は単価ではない。日本人はTQC的な考えで、なんでも積み上げて考えるが、そうではない。戦略的のものを考えなければならない。そうした考え方が出来るようになるまで、20年以上かかった。費用対効果の考えがわからなかった。効果が出れば費用はいくらでもいいのだ。


第五章はアクセンチュアの前身であるアーサーアンダーセンに入るまでと入社してからの最初のキャリアであるプログラマーとしての仕事をどう極めたかの話である。プログラミングではその技術を極めたことだ。トップレベルの技術など持っていなかったが、ハードディスクの技術マニュアルを完璧に理解して、コーディングでは無敵になった。IOを制覇したプログラマーは絶対に負けなかった。

第六章はヤマハ発動機での生産管理の仕事で何をしたのかを書いている。当時としては世界最先端のMRP (Material Requirement Plannig)のシステムを導入した。いわゆるトヨタのカンバン・システムを世界で初めてコンピューター化したのである。画期的であった。この時は何百人という部隊を率いて、システム導入に抵抗する数多くの現場の社員と戦った。

物事を極めようとしたら、徹底して辛抱強く、極めるまで行うという経験をした。どんな障害にも諦めてはいけないことも学んだ。コンサルタントとして一社だけにフルタイムで、8年もコンサルティングすることは長すぎるが、そんなことは決してなかった。


第七章はそうした大規模なシステム導入を経験し、エンジニアからお客様に営業できる経営者になるまでの道のりを書いている。浜松、名古屋、大阪、東京と拠点を移しながら、お客様の経営者に仕事の提案ができるようになって行った経緯を書いている。

その中でも画期的であったのはソニーのメールシステムだった。世界最初のインターネットの前身を作ったことだ。世界最先端を行くことはリスクもでかかったが、チャレンジした。折角作ったこうした先端技術を世界に展開する器量がなかったのは残念だった。


第八章は素材産業のビジネスを開拓し、その責任者になって、最終的に代表取締役になる時までの話を書いている。素材産業は全くの新規の市場だったので、苦労した話を書いている。この頃になると唯我独尊だったそれまでの考え方を改めて、アメリカのノウハウを活用する方法を身につけることができた。こうして新しい業界にチャレンジし、化学業界と石油業界、素材業界のトップの信頼を得ることができた。その道のプロから彼らの業務を謙虚に学ぶ習慣ができた。


第九章はパートナーの待遇について書いてある。30代で企業の経営者としての扱いを受け、飛行機はファーストクラスで、毎年あるパートナー会議がどういうものかを書いている。パートナー会議は「君はすごいんだ」といったような自信を与えてくれるイベントだった。


第十章は52歳で糖尿病が原因で倒れてしまった。その時に虎ノ門病院に入院したが、それを契機に、インラインスケートを始めた。それ以来、十数年、スケートをしている。その間に、色々なことがあったが、そうした事件とか行動を書いている。また、スキー競技とかバイクレースもしていたので、仕事が厳しいとは言っても結構、余裕はあった。


第十一章は33歳から8年間、青年会議所での活動を書いている。当時の白鳥社長から毎月50万円の経費をもらって、浜松青年会議所に入会し、最後は国際青年会議所の副会頭、財政顧問にまでなり、その世界会議で、数十カ国の代表を前に議長の経験をした。青年の船も企画し、六百人を船に乗せて、台湾、香港まで行った。リーダーシップスキルの習得とか人格形成には大いに役に立ったが、サラリーマンが参加できる組織ではなかったが、最後までやり通してしまった。


第十二章はこうした仕事をしながら、3回も離婚した経験を書いている。なぜ離婚したのか。楽しかった時もたくさんあったが、どういった苦労があったのか。そうした七転八倒の日々を書いている。私の女性関係はちょっと特殊だったが、女性に対しては、誠意の気持ちを持ち、全て自分が悪いという考えを持って生きて来た。

一貫して、自分を守ってはこなかった。相互の誤解は数多くあったが、相手を思いやる気持ちを持って生きて来たつもりだ。人が絡むと誰かが犠牲になる。特に、男はお金に汚くなってはいけない。女性がお金を欲しければ全部あげればいいという考えで生きて来た。


第十三章はアクセンチュアを退職してから、何をしてきたかを書いている。アウトソーシングのビジネスを8年間経験して、失敗した。コア業務のアウトソーシングビジネスをしようとしたのだが、お顧客様は誰もが人事とか総務の雑務を担当する人たちで、ミスマッチだった。もう一つやりたかったことがあった。それは日本にはグローバルリーダーがいないと考えていたことだ。そうした人材に自分もなりたかった。そうし人材になるための研修を実行して来た。そして最初は大連研修を行った。現在は英語で毎週二時間、世界の事象を教えている。

感想

アクセンチュア社長の社畜論w
いや、違うな。
ワタシも結婚するまで、海野さんと同じだった。三度の飯より仕事が好きで、約2年間は、布団で寝たことがなかった。というか、家に帰ったことはなかった。

 

けど、ワタシは、結婚して変わったのよね。そこが海野さんと違った。

 

東大卒。新卒で会計事務所に。その後、アクセンチュアの前身であるアンダーセンの日本支社に入社。でも、得意なのは会計ではなく、コーディング。

 

そして、その後、コンサルに。コンサルから、マネージャー、そして、パートナーに。

 

コンサルとは傭兵であり、兵隊だ。システム導入や、業務改革というのは、戦争だ。思いっきり賛成しますな。そういう世界に生きているけれど、そういう世界が好きだけれど、辛くなってきているのは、そのとおりだ。

しかし、海野さんと違うのは、コッチは超少数。海野さんは大規模部隊を率いているということだ。

 

で、そんな本書で心に刺さったのが

第三番目に世界のビジネスの仕方を勉強しなければならない。身近なものとしては孫氏の兵法がある。これを勉強すればビジネスの相手から貶められたりされないスキルを身につけることができる。また、自らそうした戦術を駆使することができるようになる。今の日本人は真面目、正直、勤勉、嘘つかない。それだけでは世界の人達から信用されない。騙されやすいからだ。

孫氏の兵法と戦争論が、好きな私の心にものすごく、ささりましたな。

 

ちなみに、一番目はリベラルアーツ、二番目歴史について学ぶことね。

 

あと、心に刺さったのが

 

昔の人は修身斉家治国平天下と言ったが、その斉家を知らなかった。妻を大事にすることだった。

 

ワタシ、海野さんより圧倒的に仕事はできないけど、海野さんより奥さんと家族を大事にしている。
あとはどれだけ仕事のスキルを海野さんに、ちかづけるだな

 

 

アクセンチュアでどのようにして代表取締役になれたのか?

アクセンチュアでどのようにして代表取締役になれたのか?

 

タイトル:アクセンチュアでどのようにして代表取締役になれたのか?
著者:海野恵一
出版社: スウィングバイ株式会社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著だな)