発行元:カーグラフィック
目次
FIVE AT THE CORNERS
SPECIAL 1
フェラーリ・スペチアーレの昇華
フェラーリ488ピスタ/288GTO/ディーノ308GT4の真実
SPECIAL 2
日本車最前線
トヨタ・クラウン・プロトタイプ/新型クラウンに対する10の疑問/トヨタ・カローラ・スポーツ・プロトタイプ/レクサスES/レクサスGS Fに試乗して「日本車のいま」を考える/トヨタ・センチュリー/マツダ・ロードスターRF/マツダCX-3/マツダ・アテンザ/ホンダ・シビック vs スバル・インプレッサG4 vsマツダ・アクセラ/海外における日本車最新事情
ROAD IMPRESSION
アウディQ8
BMW 8シリーズ
ジャガーI-PACE
ボルボV60
ミニ・クーパー
ダラーラ・ストラダーレ
LONG & SHORT TERM TEST
THE GARAGE PRESS
CG MOTOR SPORT FORUM
感想
巻頭特集は「フェラーリV8ターボの血統を検証する 488ピスタ&288GTO」。
最新のフェラーリは、なんだかグランツーリスモの世界にあるような気がして、危うさを感じさせませんな。いや、感じさせちゃ、そもそもだめなんだけどね。ただ、フェラーリとランボルギーニには危うさがあってほしいと思うのよね。スイートスポットを外したら、大変的な。
なので、488ピスタより288GTOの試乗記の方が、刺さりましたね。この頃のグループBのとんでもなさといいますか、ルカ・モンテゼモーロが近代化をはかる前のフェラーリが、好きですな。
まぁ、そもそも買えないので、こんなこと言えるのですがね。
The Ferrari 288 GTO - Group B Spec!!
で、その他に面白かった特集が「日本車最前線:トヨタ新型クラウンに対する10の疑問」。見た目は、とくにフロントマスクは好みじゃないんだけれど、中身は良さそうだな。そして、乗ってみたいな。2リッターターボ。こういう、フォーマル系なセダンは似合わないこと、よくわかってるのですが。
あと、新型クラウンのチーフエンジニア・秋山さんのコメントがよいね。所々に「社長」という単語が入ってくるのだけれど、これは豊田章男社長のことなのだろうか?
デザイン的にはレクサスESのほうが好みなんだけれど、でかすぎるんだよな。日本で乗るには。
そして、リアシートに乗るのであれば、新型センチュリー、一択だね。ベースとなっているエンジンや、プラットフォームは先代のレクサスLSとのことだけれど、別物になるくらいチューニングされてるのだろうね。ワタシが大金持ちになり、リアシートの住人になるなら、間違いなくセンチュリーを買うな。
New Lexus ES 2019 review – could this be an E-Class beater?
あと、他に面白かったのが「ダラーラストラダーレ」のインプレッション。ダラーラといっても、レーシングカーではない。あの、ダラーラがロードゴーイングカーを作ったのだ。ロータスよりも、マクラーレンよりも、ピュアな市販車wてか、これ販売していいの?というスゴさが素敵です。
あと「北海道旅行が何杯も楽しくなる ヤナセプレミアムレンタカー」。この記事タイトルがすべてを物語ってるね。そして、素敵なサービスですな。「気になるベンツ、G.クラスを北海道で走らせてみたい」なんて、ワタシの心にズサズサ刺さる。他の自動車メーカーというかディーラーも真似すればよいのにね。でも、流行るとDQN系か来て、面白いことになるから、知る人ぞ知るサービスのほうが良いのかも。
で、そんな今月号を読んでいたら、こんな本が読みたくなった。
「ポルシェ911」
ポルシェ911 空冷・ナローボディーの時代 1963-1973
- 作者: ブライアンロング,小早川隆治,ロング美穂
- 出版社/メーカー: 三樹書房
- 発売日: 2018/05/26
- メディア: 単行本
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マツダがBMWを超える日 クールジャパンからプレミアムジャパン・ブランド戦略へ (講談社+α新書)
- 作者: 山崎明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: 新書
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そして、今月号で伊藤梓記者が退職。悲しすぎますな。彼女の記事は車ヲタクの視線一切なし、どちらかというとシロートの文章だったのですが、それが良かった。コリ固まる自動車メディアに一石を投じるくらいだったのに。
新天地での活躍を祈ります。
タイトル:CG 2018.8
発行元:カーグラフィック
オススメ度:☆☆☆☆(面白いね)