WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2018.1.29

発売元:日経BP

感想

 

今週号の大特集は世界で勝つ!ロビー活動ですな。
ロビー活動をする団体があるのな、アメリカには。
エイキン・ガンプ・シュトラウス・ハウアー&フェルドが、医療・自動車・健康などを担当。Amazonやアルファベット、つまりGoogleなども顧客に持つ。
ブライアンステイン・ハイヤット・ファーバー・シュレックが、金融、税制、健康などを担当。フェデックスや、Amazonを顧客に持つ。
スクワイヤ・パットン・ボッグスが、航空・開運、市政、税制などを担当。エアバスや、Amazonが顧客。
Amazon、すごいな。ロビー活動。

 

で、他に面白かったのはこの記事。

 

EVだけが電動化にあらず 逆襲のハイブリッド、主役は欧州勢
ヨーロッパでHV車が人気。ディーゼルは色々大変なことになっちゃったし、EVも、まだまだだし。
ただし、ヨーロッパで人気なのはトヨタが採用する500V以上の高電圧が必要はHVシステムではなく、48Vと低電圧なのが特長なんだと。スターターと発電機を兼ねるモーター、インバーター、電池を組み合わせた簡易的なHVシステムなんだと。
これ、スズキのマイルドハイブリッドじゃね?

 


24 Hours of Le Mans 2016 - Drama Finish

 

酒・たばこ、嗜好品もコスパの波
安くて強い酒が流行る一方、高いクラフトビールが流行るという。世の中、完全に二極化しておりますなぁ。

 

最短3年で世界一に ファーストリテイリング会長件社長 柳井正
やっぱ柳井さんはすげーな。世の中の優れている会社の優れているところは、謙虚に見習う。この姿勢があるからこそ、会社が伸び続けているんだろうな。

 

 

現実を視よ

現実を視よ

 

 

タイトル:日経ビジネス 2018.1.29
発売元:日経BP
おすすめ度:☆☆☆(定番ですな)

ナショナルジオグラフィック 2017.12

発行元:日経ナショナルジオグラフィック

 

感想

今月号は面白かった。

考古学で探る神の子の生と死 本当のイエス
すげーな。こりゃ、イスラエルに行きたくなるよな。古事記の内容が正しいか?日本書紀の内容が正しいか?のレベルじゃないものな。
聖書の内容が正しいか?だものな。
ミッション系三流私立大学卒業なので、聖書について学んだけど、その中身、信じてなかったからな。

 

ワクチンで救う子どもたち
いや、これは良い記事だな。
偽医学や、放射脳な方々がワクチンを否定しているけれど、ワクチンがあるから救われた命がたくさんあるんだよな。
ワクチンの副作用はあるけれど、副作用が発生する確率と、ワクチン打たずに病気になる確率なら、圧倒的に後者が高いよな。

 

聖なる野獣ジャガー
横田じゃないよなw
中南米最強のネコ科の動物。水中でもふつーに狩りをするという。やはり、こういう野生動物がちゃんと守られるようにしないとな。


ジャガー狩猟ワニ眠っている間!自然の中で驚くべきシーン

アフリカのIT世代
すげー。
もう、日本はIT後進国だよな。世界はもっと進んでいる。こういうワクワクドキドキする世界で働きたいな。

 

北朝鮮への最後のツアー
これが、今月号最高。そりゃ、写真は少ないし、その写真も北朝鮮のツアーガイドの監視のもと撮影されたわけだけれど、もう、こんな写真、見ることできないんだよな。
韓国と北朝鮮北朝鮮主導で統一されたら、統一挑朝鮮に入国なんてできなくなるし、戦争になって崩壊したら、今の社会は残らないしな。

 

 さすがですわ。
ナショナルジオグラフィック

 タイトル:ナショナルジオグラフィック 2017.12
発行元:日経ナショナルジオグラフィック
オススメ度:☆☆☆☆☆(最高)

日経ビジネス 2018.02.05

発行元:日経BP

 

感想

 

大特集は「幸せ100歳達成法 長寿リスクを超える」 ですな。
年金や、老後資産の心配もそうだけど、60・70になっても働ける仕事ってなんだろう???自分は働くことができるのか?という方に気が行ってしまったわ。技術の進歩が早すぎるので、今やっている仕事が、明後日にはなくなる可能性があるんだよな。Web系の仕事、その殆どが20世紀にはなかったんだから。ここ20年で生まれてきた産業なんだから。

だから、これからの20年、振り落とされないで行きていくことができるのか?

ってはなしだよな。
あと、日本にこだわっていてはダメだ。まじで。

 

で、他に面白かった記事。

 

産業機器の巨人が1兆円の赤字計上 GEを苦しめるサービス化の罠
保健事業の損失と主力事業の不振で1兆円以上の巨額赤字を計上したGE。え?IoTに舵を切って、サービス化に注力してきたんじゃねーの?と。
実際、IoTプラットフォーム「プレディクス」関連17年12月期の売上高は14億ドルで急成長しているけれど、GE全体の売上1221億ドルの中では微々たるものなのよね。
巨大箱物に比べるとIoTってそんなにお金にならないってことだよねぇ。サービスでお金を稼ぐ、つまりプリンター本体ではなく、インクカートリッジでお金を稼ぐモデルだって、そうそう簡単に収益化はできないと。
GEを真似ていた日本の大きな製造業は大変だな。

 

ポケモンGO生みの親」独占インタビュー ARは既存産業を変革する
ポケモンGOの生みの親、ナイアンテックのジョン・ハンケCEOのインタビューが良い。

例えば小売業との連携を検討してもいい。私が成し遂げたいのは、身の回りの商品のダツ・コモディティー(汎用)化です。シャツでも、ジャケットでも、日々接する商品は本当に安く売られるようになっています。しかし、大量生産された安価な商品を漫然と買う時代は終わり、今後は商品知識を深めたうえで買う時代になるはずです。
ARを使えば、買い物を単なる「商品を入手する行為」ではなくて、「商品にまつわるストーリーに耳を傾け、学びを得る体験」に変えられます。」

これはそのとおりだと思うわ。安いものを買う人と。安くないものを買う人の間に大きな溝ができるようになるんだろうな。
そして何よりも重要になってくるのが編集力だよな。
ARに載っけるコンテンツを作る力だよな。

 

法改正で埋まる抜け穴 外国人労働者問題グレー企業に下る鉄槌
働き方改革と言ってるんだから、ちゃんと外国人の方にもそれは適応しないとな。
移民云々ではなく、働くひとすべてに、まともな権利を与えるべきなんだよな。
なぜか、こういうこと、連合とか言わないんだけれどなw

 

京東集団
いわゆるジン・ドンですね。
中国の流通企業。基本ECだけれど、オフラインにも手を広げている。アリババを追いかけている第2位ですな。
もう、日本が中国より進んでいるとかいう幻想、捨てたほうが良いよね。
少なくとも、WebやITに関しては、中国がぶっちぎっている。

 

編集長インタビュー 京東集団CEO 劉強東
このインタビュー、最高。
貧しかったおばあちゃんに薬を買うために、起業したのが原点。
今の夢は貧困な農村の子どもたちや、大都市に出てきている農民工の子どもたちへの教育だって。
やっぱ、金儲けだけでなく、ちゃんと世のため人のための目標があるのが良いよな。
そういうのを馬鹿にする人は嫌いだ。

 

深層学習の弱点を補う「GAN」 AIがAIを「だまして」進化
AIは多種多量なデータを「深層学習」することで賢くなる。この学習プロセスを加速し、弱点を補えるのが「敵対的生成ネットワーク」。つまりGANなんだとな。
AIがAIで進化するなんて、まるで漫画の世界のようなはなしだけれど、これがリアルなのね。

 

で、そんな今週号を読んでいて読みたくなったのはこんな本。

 

「神になりたかった男 徳田虎雄

 

神になりたかった男 徳田虎雄:医療革命の軌跡を追う

神になりたかった男 徳田虎雄:医療革命の軌跡を追う

 

 

稲盛和夫のガキの自叙伝」

 

稲盛和夫のガキの自叙伝―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

稲盛和夫のガキの自叙伝―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

 

 

「ゾーンマネージメント」

 

ゾーンマネジメント 破壊的変化の中で生き残る策と手順

ゾーンマネジメント 破壊的変化の中で生き残る策と手順

 

 

タイトル:日経ビジネス 2018/02.05
発行元:日経BP
おすすめ度:☆☆☆(定番ですな)

 

Salesforce B2C CRM Conference 開催 7月26日(木)

なんと!シカゴで開催されたSalesforce connectionsの日本版が開催されるのね。

 

Salesforce B2C CRM Conference

 

インターネットやモバイルデバイスの普及によって顧客の行動の選択肢はかつてないほど広がりました。企業にとって、顧客の期待に応えられる体験を提供することが重要な課題になっています。
Salesforce B2C CRM Conferenceでは、本年6月にシカゴにて開催された弊社最大のB2Cビジネス向けイベント「Salesforce Connections」で発表される最新の市場トレンドや製品アップデートの情報、また国内のお客様の事例について、基調講演やセッションを通じてご紹介いたします。

 

シカゴで、キーノートにも登場したTicketmasterのキャサリン フレデリック さんが登場するのですな。

キャサリンフレデリックはオンラインチケット販売の大手「Ticketmaster」で、Live Nation Entertainment部門のGrowth & Insightsを率いるエグゼクティブ・ヴァイスプレジデントです。彼女のリーダーシップのもと、TicketmasterはCRMのデータを活かしたマーケティングによって、1億人以上の情熱的なライブイベントのファンを音楽、劇場、スポーツなどのイベントと繋き、エンゲージメントを高めています。

 

日本のクライアントだと、すかいらーくと、BURTON、BIGLOBEが登場すると。

 

これは、シカゴで聞けなかった話なので、参加しないとダメだな。

 

考える練習帳

著者:細谷功
発売元:ダイヤモンド社

 

目次

はじめに

第1章 「考える」と、何かいいことがあるの?

第2章 「気づき」=無知の知で勝負が決まる

第3章 知識重視の価値観から脱却する

第4章 「考える力」を起動させるための工夫

第5章 考えるとは「見えないものをつなげる」こと

第6章 考えるとは「まとめて扱う」こと

第7章 「考える」ことの使用上の注意

おわりに

 

感想

クニエのコンサルティングフェローが著者。コンサルファームのトップが語る頭の使い方を教えてくれる本。

 

答えを覚えるのは考えることじゃないのよ、と。
情報量で勝負したら、AIに勝てないのよ、と。

 

文章もわかりやすいが、それ以上に図がわかりやすい。
スルッと頭にはいる。

 

無知の知と無知の無知を対比して、それも図解して説明しているので、非常にわかりやすい。

自分が知らないという認識があれば、人に対して謙虚になるよね。知れば知るほどわからないことが増えていくよね。一方、無知の無知だと、「自分が知らない」ことに気が付かないから、傲慢になるし、自分はなんでも知っていると勘違いするよね、と。

 

こうやって、Aと対するBを登場させて、わかりやすく考えることの重要性と、考えるヒントを教えてくれるのが本書。

 

練習帳と言うくらいなので、途中途中に練習問題があるのも素敵。

 

著者の考えは人間が行うのは考えること。問題解決を川上から川下へと言う、川の流れにたとえれば、川下の仕事から順々に機械化やAI化が進むだから、考えるチカラを身につけて、川上で生活できるようにしようと、そんなための本ですと。

ちなみに、川上と川下も、わかりやすく対比して説明されている。

 

で、川上とは

 

不確実性が高くて、混沌としていて、境界不明確で、非分業で、抽象度が高くて、蓄積が無くて、質重視で、統一指揮がなくて、属人的だと。

 

川下はこの逆だね。

 

そんな川上に必要なのは思考力で、思考力とは

 

  • 未知・未来重視
  • 正解はない
  • プロセスは多様
  • 時間はかかるが無限
  • 問いが重要
  • 素人が強い
  • まとめて扱うことが重要

 

な世界なのだとな。

ちなみに川下で必要なのは知識力ね。

みんな答えを求める世の中だからこそ、問題を設定できる、それも多様な問題を設定できる力が、重要なのですな。

もちろん、問題を設定するだけじゃだめですが。

 

 

考える練習帳

考える練習帳

 

タイトル:考える練習帳
著者:細谷功
発売元:ダイヤモンド社
おすすめ度:☆☆☆☆(素敵なほんですな)