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誰がために鐘は鳴る

 

著者:ヘミングウェイ

発行元:新潮社

 

 

誰がために鐘は鳴るまとめ

スペイン内戦を舞台にしたヘミングウェイの名作。共和国側のゲリラとして、ファシスト政権と戦うアメリカ人と、地元スペインの農夫やジプシーたち。要所となる橋を爆破する。この作戦を実行するために繰り広げられる人間劇と愛憎劇。わずか数日間の出来事でありながらも、登場人物の背景を丁寧に描くため、分量時には長編の歴史小説並み。それだけしっかりと描かれる各登場人物の心情と背景があるため、主人公のロバートや、その恋人のマリア以外にも感情移入できてしまう。そして、何度も読み返してしまう。読み終わった後に「名作だな」と心から思える1冊。

 

誰がために鐘は鳴るを読んだ理由

ヘミングウェイの作品を読みたくなったので

 

誰がために鐘は鳴るで仕事に活かせるポイント

とくになし

 

誰がために鐘は鳴るの感想

キューバと葉巻と釣りと同じくらいにヘミングウェイが愛したスペインを舞台にした小説。舞台となった時期は、ちょうどスペイン内戦があったタイミング。ファシスト側と共和国が激しい戦いを繰り広げる中、アメリカ人の工作員が地元民を率いて重要な爆破作戦を敢行するというお話。スペインを訪れたロバートにも、ロバートと行動を共にするパブロも、パブロの奥さんのピラールも、ロバートの恋人となるマリアにも、「その場にいる」理由がちゃんとあるのだ。その理由、過去の出来事と、これからおこなう命がけの作戦と、今この瞬間を着る情熱が絡み合う名作。人間って言うのは一人だけじゃ活きることはできないし、今だけでも活きることはできないんだなって痛感できます。何度でも読みたい本ですね。

 

 

タイトル:誰がために鐘は鳴る

著者:ヘミングウェイ

発行元:新潮社