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孤獨の人

 

著者:藤島泰輔

発行元:岩波書店

 

孤獨の人まとめ

終戦直後の学習院の様子を描いた問題作。終戦直後の学習院には当時の皇太子、いまの上皇陛下も通っていたし、貴族から平民に身分が変わった子どもたちも、たくさん通っていた。そんの一般市民には知ることの出来ない世界が鮮明に描かれています。

 

孤獨の人を読んだ理由

ジャニーズ騒動があったので

 

孤獨の人で仕事に活かせるポイント

特になし

 

孤獨の人目次

昏迷

激情

漂流

疑惑

群衆

孤独

 

孤獨の人の感想

著者は藤島泰輔。著者の奥さんはメリー喜多川。そして、お子さんがジュリー藤島。ジャニーズファミリーで語られることの少ない人。ジャニーさんの問題が起きたので、この本も色眼鏡で読んでしまったけど、それは間違いでしたね。三島由紀夫が最初にコメントを寄せているけど、当時の学習院に通っていた子どもたちは、みんな孤独だったんだよな。それは当時の皇太子だけではない。学習院という特権階級の子どもたちのための学校が、一瞬にしてそうでなくなってしまった。敗戦によって社会の仕組みも価値観も激変してしまった。社会からおいていかれてしまった孤独な青年たちを綴った本なのよね。

 

 

タイトル:孤獨の人
著者:藤島泰輔
発行元:岩波書店