著者:マシュー・サイド
発行元:ディスカヴァー・トゥエンティワン
失敗の科学のまとめ
失敗を許容できる組織っていうとちょっと違う気がするけれど、「私は絶対に間違えないのです」というプライドと、無謬性にとらわれている人と組織っていうのは成長しないんだよなぁ、と。で、失敗から学ばないと先に進めないし、学ぶことによって成長するんだよな、と。それを受け入れるかどうかだな。ただ、人というのは目の前に見えていることを、自分の意識を通じて信じ込んでしまうから、上手にことが進まないんだよなぁ、と。いろいろ考えさせられることが多いけれど「失敗を続けちゃう組織」っていうのはどんな組織なのかが見えてきた。それが、青い銀行や、赤い電機屋さんなのだろうな。
失敗の科学を読んだ理由
学びを活かせる人になりたいので
失敗の科学で仕事にいかせるポイント
自由に発言できる組織って重要ってことだね。隠さない。思い込まない。これも重要。
失敗の科学の目次
第1章 失敗のマネジメント
第2章 人はウソを隠すのではなく信じ込む
第3章 「単純化の罠」から脱出せよ
第4章 難問はまず切り刻め
第5章 「犯人探し」バイアスとの闘い
第6章 究極の成果をもたらすマインドセット
終章 失敗と人類の進化
失敗の科学の感想
自分や、自分のチームを進化させるためにどうすれば良いのか?その視点でこの本を読み始めてみました。が、読みながら頭の中に浮かんでくるのは、いつも処理が止まる青い銀行や、不正検査の社内調査すら上手くいかない赤い電機屋さんのことですね。「あぁ・・・失敗を認めない組織ってこういうことになっちゃうんだ」って。組織が失敗を認めないってことは、その会社のお偉いさんが失敗をしないということだから、そういう会社のお偉いさんの発言は、申請にして犯すべからずになっちゃうのだろうな、と。そりゃ、そうじゃない組織もあるだろうけれど、日本の大きな組織って、大体そうなんじゃないかって気がしてきたw
もちろん、失敗してしまうのは、そういう組織風土だけじゃないということも教えてくれる。自分の目の前に見えていることを、信じてしまい失敗するということも、失敗する原因である。
ただ、それは「そういうこともありますよね~」と思ってしまうのだよな、わたし。
は!だからダメなんだw
それじゃ、いつも処理が止まる青い銀行や、不正検査の社内調査すら上手くいかない赤い電機屋さんの人々に近づいていってしまう。
失敗を失敗と認めて、学んで、先に進んでいかないとな。
タイトル:失敗の科学
著者:マシュー・サイド
発行元:ディスカヴァー・トゥエンティワン