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ドリフターズとその時代

著者:笹山敬輔
発行元:文藝春秋

 

ドリフターズとその時代のまとめ

ドリフのメンバーはミュージシャンであり、コメディアンであり、芸人なんだよな。そして、昭和の時代にスポットを浴びた喜劇役者が繰り広げるコント舞台を行う最後のグループだったんだよな。そんなことを考えさせられる1冊。そして、いかりや長介の人生に興味津々。ドラマにしたら面白そうだよなぁ。

 

ドリフターズとその時代を読んだ理由

ドリフについて知りたかったので

 

ドリフターズとその時代で仕事にいかせるポイント


一生勉強だな

 

ドリフターズとその時代の目次

第1章 遅れてきた青年いかりや長介
第2章 天才・加藤茶誕生
第3章 『全員集合』スタートと志村けん
第4章 高木ブー仲本工事の「居場所」
第5章 主役交代『全員集合』の栄枯盛衰
第6章 志村けん喜劇王』への道

 

ドリフターズとその時代の感想

著者が言うように、ドリフというグループ全体について語られた本というのは、ほとんど存在しない。いかりや長介や、加藤茶志村けんなどメンバー個人について語られた本は数多くあるけれど、グループと言う単位で語られる本はほとんどない。

なので、「知っているよ」ということも、重層的に語られると「層だったのか!」と驚くことになる。

とくに、志村けんと、いかりや長介の関係。そして、志村けんと、加藤茶の関係。

前者は弟子と師匠であり、タレントと付き人(ボーヤ)という関係。後者は相方と付き人(ボーヤ)という関係。

上手く行かないこともあっただろうけれど、離れたいと思うこともあっただろうけれど(実際、志村けんはボーヤ時代にドリフを離れている)、ずっと一緒にいる。

リーダーのいかりや長介がなくなり、コメディの天才であった志村けんがなくなった。

でも、ドリフは解散しない。

読んでいるウチに涙が止まらなくなったのは、私がドリフを好きだから何だろうな。

 

 

タイトル:ドリフターズとその時代
著者:笹山敬輔
発行元:文藝春秋