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絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ4 文化の利用

著者:草森紳一
発行元:文遊社

 

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ4のまとめ

ナチスの文化や芸術を取り上げたのが、第3巻。ヒットラーは芸術家崩れの政治家だったということがよくわかる。本人に芸術的な才能はなかったのだろうけれど、芸術を見る目自体はあったんだろうな。挿絵で紹介されている絵画や、写真、ポスターに引き込まれそうになる。そりゃ、発禁になるわな。

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ4を読んだ理由

ロシアのウクライナ侵攻があったので

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ4で仕事に活かせるポイント

芸術が持つ力はすごい。芸術について学ぼう。

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ4の目次

記念切手
ポスター
広告
マンガ
美術
建築
映画
放送
スポーツ
オリンピック
雑誌
文学1 詩
文学2 小説
文学3 書簡

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ4の感想

ナチスプロパガンダを取り上げたシリーズも最終巻。いわゆる芸術というものが取り上げられ、その世界でナチスがどのように主義主張を織り込んでいったのかが、よくわかる。

やばいかも。挿絵で紹介されている絵画や、写真、ポスターに引き込まれそうになる。こんな感覚、日本の国威啓発芸術じゃ、一切湧き上がってこなかったぞ。

そういう凄さ、芸術を芸術として扱いながらも、ナチスの考え方を浸透させる方法が、半端ないってことなんだな。

日本のように「まずはお国のため」が全面に出てくるのと、レベルが違う。やってることは同じなんだけれど。ベルリンオリンピックを見たくなってしまう。1940年に開催されようとした東京オリンピックや、モスクワオリンピック北京オリンピックと同じ意味を持っているはずなのにね。ベルリンオリンピックはみたいなぁ、と思ってしまう。

やばいかも。

そりゃ、ナチスの芸術は公開禁止になるな。

しかし、これら芸術運動を支えるお金は、どこからできたんだろう?

 

 

タイトル:絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ4 文化の利用
著者:草森紳一
発行元:文遊社