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中国文化大革命の大宣伝 上巻

著者:草森紳一
発行元:芸術新聞社

 

 

 

中国文化大革命の大宣伝 上巻のまとめ

第二次大躍進政策文化大革命2.0に突き進んでいる今の中国。習近平さんも無茶するなぁ、と思う今日このごろ。今回はうまくいくのかしら?毛主席と習近平皇帝の差はなんだろう?インターネットがない時代だから成り立ったのか?それとも、普遍的な宣伝方法なのか?毛沢東文化大革命を突き進めるために行った宣伝方法がしっかり紹介されてます。とんでもない学術書というか、研究書ですね。

 

中国文化大革命の大宣伝 上巻を読んだ理由

中国共産党の宣伝方法が気になったため

 

中国文化大革命の大宣伝 上巻で仕事に活かせるポイント

やっぱ、学ばせないと、人は純粋になって、おかしくなっちゃうのね。

 

中国文化大革命の大宣伝 上巻の目次

宣伝体
紅衛兵
スローガン
下放
米中外交
林彪/四人組
大義、親ヲ滅ス
毛主席万歳
万里の長城

 

中国文化大革命の大宣伝 上巻感想

文化大革命といったら毛沢東主席の暴走ですよね。中国共産党社会主義諸国のトップになるために、また、地球上で最も優れた国家になるために、毛沢東一派が行った壮大な社会実験。いや、社会実験ではないな。いかさまで、ハリボテの状態を作り上げた施策だね。毛沢東という偉大なる指導者を神格化させるために。

偉大なる毛主席をセカイに知らしめるため、様々な宣伝が行われたわけです。アメリカや日本は台湾を正式な国家と認め、中国の存在をないものとしていた時代に。中国は偉大なんですよ。毛主席は偉大なんですよ、と。何しろ地震予知だってできてしまうのです。朝日新聞が報じたように。ただ、唐山地震は予知できなかったですけれどね。

海外も、国内も、しっかり騙すことのできた宣伝の数々。側近をとっかえひっかえ粛清していた毛沢東なので、このへんのことは毛沢東自身が考えついたんだろうな。そう思うと、更に恐ろしくなる。

 

 

タイトル:中国文化大革命の大宣伝 上巻
著者:草森紳一
発行元:芸術新聞社