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絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ2 宣伝的人間の研究 ヒットラー

著者:草森紳一
発行元:文遊社

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ2のまとめ

ヒトラーというのはどういう人物なのかということが、この本からわかってくる。プロパガンダをプロデュースしていたのはゲッベルスだったのでしょう。しかし、そんなゲッベルスが描いたプランに、上手く乗っかることができたのがヒットラーだったのね。アーリア人云々、ドイツ第三帝国云々はさいえときう、人間の欲望をうまく利用していたんだなぁ、ということがわかって空恐ろしい。そして、ナチスドイツがおこなったプロパガンダというのは、21世紀になっても使われているんだなぁ、ということが大確認できました。恐ろしや。

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ2を読んだ理由

中国やロシアの情報戦らしきものが凄くなってきているから(ウソ)。日本の特定野党って、なんで上手にプロモーションをしないのかなぁ・・・と思っていたので。

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ2で仕事にいかせるポイント

子供を政治に利用しちゃダメだってことね

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ2の目次

民衆の孤独を撃つ アドルフ・ヒトラー『わが闘争』
ヒットラーの柔らかい髪 わが身を典型化し、宣伝に供する 
ヒットラー妖眼 青い目の伝説とその宣伝 
ヒットラー青少年団 爽々しく、かつ空虚な機械式人間像 
平和の倦怠 「ハイル・ヒットラー」と女性の涙    
アドルフおじさん 「子供の好きなヒットラー」のイメージ宣伝 
対談 陳列効果と象徴 木村恆久・草森紳一
附録 ヒットラーレーニンの煽動術  
附録 ムッソリーニのスキンシップ

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ2の感想

日本の特定野党を支持する方々って、活動に子供をよく釣れてくるよね。てか、子供を参加させるよね。

それこそ、幼児から、小学生、そして、大学生まで。その活動の怪しさをなんとなく感じていたのですが、本能的に怪しいと思っていた理由が、本書を読んでいてはっきりとわかりましたわ。

ユーゲントなのですよ。ヒトラーユーゲント。青少年強化組織と同じなんですよ。幼い子供たちであれば、教育という名の洗脳が効きやすい。洗脳してしまえば、あとはこちらの都合の良いように動かすことが出来る。

そういうことだったのか。

中国共産党の紅小兵が元祖かと思っていたのですが、こっち(ナチスドイツ)が元祖だったのですね。

しかし、どちらにしろ、純粋な子供の心をもてあそぶっていうのはいけないよな。まぁ、日本の学歴社会や、部活スポーツ文化も、他人のこと言えた義理はないのだけれどね。だから、日本の特定野党って・・・おっと、誰かが来たようだ。

 

 

タイトル:絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ2 宣伝的人間の研究 ヒットラー
著者:草森紳一
発行元:文遊社