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絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ1 宣伝的人間の研究 ゲッベルス

著者:草森発行元
発行元:文遊社

 

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ1のまとめ

20世紀初頭を思い浮かべると、話はすんなりと頭に入ってきます.新聞も、写真も、映画も、ラジオも新興メディアだったんだよね。21世紀でいうところのインターネットであり、SNSであった。そのような新しいツールを使い、大衆を上手に操ることが出来たのがゲッベルスだった。ヒトラーの片腕というよりも、ヒトラーの野望を後押しした黒幕のような人物だよね。それらの新しいコミュニケーションツールを使って、大衆に訴えかけて、大衆を洗脳したんだよな。凄い手口。でも、21世紀であっても、通用する手口なんだよね。

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ1を読んだ理由

中国やロシアの情報戦らしきものが凄くなってきているから(ウソ)。日本の特定野党って、なんで上手にプロモーションをしないのかなぁ・・・と思っていたので。

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ1で仕事にいかせるポイント

やはり分かりやすいシンボルを作ることは重要だったのだよね。

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ1の目次


いま宣伝機関銃を射ちまくっている ゲッベルス『勝利の日記』
大衆は雪崩をうって押し寄せてくる ゲッベルス『伯林奪取
朝の身支度に正確に四十五分を費やした ゲッベルスの服装と宣伝の補完関係
宣伝大臣ゲッベルス対指揮者フルトヴェングラー クルト・リース『フルトヴェングラー音楽と政治』

 

絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ1の感想

このような内容の本が出版される日本ってすごいな、と思ってしまうわけですよ。だって、ヒトラーの懐刀であり、ナチスプロパガンダをすべて計画したゲッベルスの考え、企画をきれいにまとめているのだもの。

いまさら、ラジオや、映画、写真を利用したポスターもないでしょう・・・と思ったなたは失敗します。ラジオや、映写真は、その当時に最新のコミュニケーション手段だっただけです。いまなら、インターネットに、SNSですよ。FacebookTwitterInstagramになりますよ。21世紀にゲッベルスが生きていたら、躊躇無くそれらの手段を使ったでしょうね。

という、プラットフォームの話を別にすれば、書かれている内容は21世紀のいまでもフツーに使えます。

危機に際し、その危機を武器にする宣伝術。
受ける側がデマと感じたら、その暴露はデマになる。
巨大都市ではビラよりプラカードが有効。
殉教者の宣伝。

おっと、誰かが来たようだな。この本、そのうち、発禁になるんじゃなかろうか。

 

 

タイトル:絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ1 宣伝的人間の研究 ゲッベルス
著者:草森発行元
発行元:文遊社