著者:赤井邦彦
発行元:文藝春秋
- 鈴木亜久里の挫折 F1チーム破綻の真実のまとめ
- 鈴木亜久里の挫折 F1チーム破綻の真実を読んだ理由
- 鈴木亜久里の挫折 F1チーム破綻の真実で仕事に活かせるポイント
- 鈴木亜久里の挫折 F1チーム破綻の真実の目次
- 鈴木亜久里の挫折 F1チーム破綻の真実の感想
鈴木亜久里の挫折 F1チーム破綻の真実のまとめ
オールジャパンでのF1参戦を実現し、そして消えていったスーパーアグリF1。その舞台裏を教えてくれる一冊。亜久里さん、やっぱ、すごいよ。そして、やはりソフトバンクと話が進んでいたんだ。ソフトバンクの名前を付けてF1初年度を戦っていたら、きっと結果は違っていたんだろうな、と。夢を実現させた鈴木亜久里さんはすごいよ。
鈴木亜久里の挫折 F1チーム破綻の真実を読んだ理由
鈴木亜久里さんは45歳でF1チームのオーナーになったから
鈴木亜久里の挫折 F1チーム破綻の真実で仕事に活かせるポイント
夢を実現させるには実行力と機動力と俊敏性が重要なんだな
鈴木亜久里の挫折 F1チーム破綻の真実の目次
はじめに
Chapter1 鈴木亜久里はなぜF1チームを立ち上げたのか?
Chapter2 佐藤琢磨の再出発と井出有治の挑戦
Chapter3 開幕戦までの長い道のり
Chapter4 いざ、出撃
Chapter5 SA06と日本製グランプリ
Chapter6 壁を越える
Chapter7 1ポイントの重み
Chapter8 苦境脱出なるか
Chapter9 挫折
おわりに
鈴木亜久里の挫折 F1チーム破綻の真実の感想
日本人初のF1表彰台登壇者であり、F1チームオーナーである鈴木亜久里。それもどこか大きな企業の傀儡としてF1チームのオーナーになるのではなく、自身でお金と人をかき集めてF1チームを立ち上げた男。
かっこよすぎるぞ。
そうやってF1チームを立ち上げ、F1に参戦したのが鈴木亜久里さん45歳のとき。最近の日本で、ここまでアグレッシブな人生を送った人はいるのだろうか? ぱっと思いつくのは、ソフトバンクの孫正義さんくらいだ。
スーパーアグリF1チームの供託金をソフトバンクから提供してもらえていれば、ソフトバンクスーパーアグリF1というチームでF1初年度に参戦していれば、未来は大きく変わっていただろうな。きっと、2021年の今もスーパーアグリF1チームは存続していただろう。
この本ではスーパーアグリF1チームをビジネス、つまりお金の面から追いかけている。モータースポーツは個人の才能だけでどうにかなる世界ではない。大きなお金が動くビジネスの世界でもあるのだ。大きなお金が動くビジネスの世界だからこそ、スポンサーになっていることで、あらたなビジネスが生まれる可能性があるのだ。
もちろん、動くお金の大きさに引き寄せられてくる悪い輩もいるわけで。
ドロドロした大人の世界であっても、いつも笑顔を絶やさなかった、亜久里さんは、やっぱすごいよ。そういう大人になりたいな。