アジア未知動物紀行のまとめ
さすがコンゴの怪獣ムベンベを追いかけ、世界一危険な国と言われているソマリランドを旅した高野さんだけのことはあります。きっと、ベトナムや、奄美ののUMA探しなんて、お茶の子さいさいなんだろうな。見つからなかったけれど。アフガニスタンが危険だといっても、ソマリランドや、イエメンと同じくらいにしか思ってないんだろうな。しかし、毎回、この行動力には驚きますね。
アジア未知動物紀行を読んだ理由
アジア未知動物紀行で仕事に活かせるポイント
公用語はもちろんですが、その土地に住む人が使っている現地の言葉を覚えることが重要なんだな。
アジア未知動物紀行の目次
はじめに
ベトナムの猿人「フイハイ」
奄美の妖怪「ケンモン」
アフガニスタンの凶獣「ペシャラパラング」
あとがき
アジア未知動物紀行の感想
流石です。さすが、コンゴ政府と怪獣ムベンベが発見された際、「写真の発表は早稲田大学探検部
」「権利の保有はコンゴ政府」という契約をコンゴ政府と締結した人です。流石です。高野さん。
世界中の未知動物を探すために、世界中の辺境を旅するノンフィクション作家、高野秀行さん。ゴルゴ13や、平賀キートンばりに各国の言葉を操り、伝説の生物を探し歩く。ふつーの人であれば「なんで?」という反応を示すだけですが、高野さんは実際に動いてしまう。活動してしまう。行ってしまう。辺境の地に。
今回は、奄美大島に、ベトナムの内陸部と、あまり辺境っぽくない場所にも、足を運んでいる。高野さんイコール、ミャンマーという図式がわたしの脳内に出来上がっているので、すごくふつーな気がしてしまう。
でもね、3本目は違いました。ベトナム、奄美ときて、3本目はアフガニスタン。え? アフガン? タリバン政権が崩壊し、新たな政府が樹立されたけど、安全が保証されていない国、アフガニスタン。そんなアフガニスタンに入国し、未知動物を探すですと!
ペシャラパラングを探す3作目は、UMA探索紀行として読むのはもちろん、アフガニスタンの日常を知るエッセイとして読むことができます。日本人が書いたアフガニスタンの話では、ペシャワール会の中村哲さんの文章に並ぶ名作なんじゃないか? と思えますよ。