著者:齋藤智恵子
発行元:竹書房
まとめ
日本におけるストリップの聖地、浅草ロック座。その女社長であった齋藤智恵子氏の自伝。ロック座を買い取っただなんて知らなかった。以前は踊り子だなんて知らなかった。そしてなにより、親子3代でロック座の経営をしているなんて、知らなかった。まさに浅草の母ですね。
この本を読んだ理由
日本の昭和史を調べるのがライフワークなので
仕事に活かせるポイント
とくになし
目次
一区 旅立ち
二区 踊り子
三区 全国制覇
四区 本丸
五区 座頭市
六区 ママ
感想
浅草ロックにあるストリップの殿堂、浅草ロック座。小向美奈子が踊り子としてデビューした場所。このイベントを仕切っていたのが、著者のお孫さんであるという。
そして、お孫さんは、父親からロック座の社長を譲り受けたのだという。
そんなロック座の社長を勤めていたのが、著者。ただし、著者はロック座自体を立ち上げたわけじゃない。昭和44年に権利を買ったのだという。
昭和44年、ロック座の隣りにあるフランス座にエレベーターボーイとして入社したのがビートたけし、だったりもする。
宮城は白石にあった魚屋の娘が、どうやって日本のストリップ産業で天下をとったのか?時代の流れもあれば、運の良さもあったのでしょう。清濁併せ呑む戦後日本の面白さが伝わってきます。
いやはやなんとも、女性は強いのですよ。
母親なんですよ。
タイトル:伝説の女傑 浅草ロック座の母
著者:齋藤智恵子
発行元:竹書房