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オシムの遺産 彼らに授けたもうひとつの言葉

 

著者:島沢優子
発行元;竹書房

 

オシムの遺産まとめ

ただひたすら泣く。オシムさんは凄い人だったんだよ。サッカー指導者としてだけでない。教育者としても最高の人だね。この本を読んでから、またオシムさんに書かれた本を読みたくなりましたね。自分で考える。自分で考えて動く。伝えるのは原理原則で、原理原則を基準に自分で考えて動くことが重要なんだよな。それはサッカーでも、人生でも同じなんだよね。

 

オシムの遺産を読んだ理由

オシムさんについて、またしりたくなったので

 

オシムの遺産で仕事に活かせるポイント

原理原則を教え込み、それをベースに創造性を発揮する能力を身につけることですね。

それがコンスクチュアルスキル。

サッカーにおけるコンスクチュアルスキルとは、選手がサッカーの原理原則を理解し、それをベースにして創造性を発揮する能力を指す。それを養う「コンスクチュアルトレーニング」を「導入する指導者が増えている。

 

オシムの遺産の目次

第1章 継ぐ 「それでも人生は続く」 佐藤勇人
第2章 野心 「もっと上を見ろ。空は果てしない」 羽生直剛
第3章 進化 「おまえが指示を出したら、その選手が下手になる」 小倉勉
第4章 探求 「限界に限界はない。限界を超えれば、次のっげんかいがあわら割れる」 池田浩
第5章 約束 「汗をかく選手を大切に扱う。それが我々のチームだ」 祖母井秀隆
第6章 改革 「サッカーのやり方ではなく”サッカーをすること”を教えなさい」 池上正
第7章 辿る 「ピッチ上で起こることは、人生でも起こり得る」 間瀬秀一
第8章 紡ぐ 「コーチは調教師ではない」 千田善
第9章 繋ぐ 「やるかやらないかは、おまえが決めろ」 吉村雅文
第10章 「レーニンは『勉強して、勉強して、勉強しろ』と言った。私は選手に『走って、走って、走れ』と言っている」 夏原隆之
第11章 「作った人間なら、それを変えることもできる」 森田太郎

 

オシムの遺産の感想

元日本代表監督で、元ジェフの監督であったオシムさんがなくなった。そして2022年11月20日オシム元監督追悼試合が開催された。

ジェフの選手だけでなく、日本代表の選手も集まって、追悼試合が開催された。

すごいな。オシムさん。

日本サッカーをアジア基準に引き上げたのはオフトさん、日本サッカーを国際基準に引き上げたのがトルシエ、そして日本サッカーに考えることを植え付けたのはオシムさんだと、私は思っているのですよ。

考えて走る。

脳みそ筋肉の体育会系が大半を占めていた日本のスポーツ界に「考えること」の重要さを教えてくれたのが、オシムさんと野球の野村監督だと思っているのですよ。

本書には「考えることの重要さ」と「考えることのトレーニングについて」がぎっしりと詰まっている。

「考えることの重要さ」と「考えることのトレーニングについて」はオシムさん本人ではなく、オシムさんの教え子達が自身の言葉で語っているので、余計に身にしみるのですよね。

 

 

タイトル:オシムの遺産 彼らに授けたもうひとつの言葉
著者:島沢優子
発行元;竹書房