著者:本道純一
発行元;実務教育出版
まとめ
このほんはすごい!業務を可視化するためのワークショップが行えるぞ! でも、「行えるぞ!」と簡単に言えるような内容じゃないぞ。巻末に、ワークシート集がついているけれど、全部で35枚もあるのだ!これを全部こなせるようになりたい!てか、なろう!
この本読んだ理由
業務整理や、可視化を仕事の一部としているため。
仕事に活かせるポイント
これ、全部です。ワークシート集は、そのまま使えるんじゃないのかしら?サイトからダウンロードもできるって言うしね。コレはスゴイ!
目次
第1章 経営の「見える化」が、企業生き残りの必須条件に
第2章 可視化経営がもたらすメリット
第3章 あなたの会社の「可視化経営度」をチェックしてみよう
第4章 可視化経営プロジェクトのスタートに向けて
第5章 Step1 戦略の可視化①経営理念・使命を再確認する
第6章 Step2 戦略の可視化②20年後の将来ビジョンを描く
第7章 Step3 戦略の可視化③ビジョン、戦略、戦術をマップ化する
第8章 Step4 マネジメントの可視化①スコアカードを作成する
第9章 Step5 マネジメントの可視化②アクションプランを決定する
第10章 Step6 現場情報の可視化①モニタリングシステムを作る
第11章 Step7 現場情報の可視化②経営コックピットを完成させる
第12章 可視化経営の策定に取り組んだ2つの実践事例
感想
著者はNIコンサルティングの専務取締役。
すごい。
もっと凄いのが、コンサルファーム出身ではなく、住宅販売や、家電販社、大手メーカー系ソフトウェア会社で営業を行っていた人なのだ。
そんな著者が語る見える化&可視化のためのHow to本。
著者曰く見える化とは業績や財務状況などをぱっと一目でわかるようにすること。可視化とは仮説→検証スパイラルのプロセスを見えるようにすること。さらにいうと、目標値や基準値を設定し、現状値とのギャップを明確にして、そのギャップの意味を正しく理解することなのだそうな。
バランススコアカードをベースに著者が編み出した見える化&可視化の方法を、これでもか!というレベルでたたき込んでくれる本。
本書を読み進めながら、巻末にあるワークシートを使えば、しっかりと見える化ができるようになるだろう。
ウチのチームでも、このワークシートを使った勉強会をやってみるかな?
経営には関わらないけれど、マーケティング視点がしっかりと身につくと想われます。
いいことばかりの可視化経営だけれど、そのメリットを著者は下記のように定義している。
①ビジョンや戦略が理解しやすくなる
②現場活動のプロセスをリアルタイムで把握できる
③目に見える情報が全社的に共有される
自分の動きが全部筒抜けになってしまっては、現場は、二の足を踏んでしまうかしら?
タイトル:すべての「見える化」実現ワークブック
著者:本道純一
発行元;実務教育出版