WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2019.02.18

発行元:日経BP

 

感想

今週号の大特集は「どこにある?ベストな人生」。ですよね、以前の価値観、わかりやすく言えば、滅私奉公で、終身雇用の昭和の会社員人生が送れなくなったからな。そりゃ、みんな、なやむだろーよ。

 

で、そんな人生において、甘い部分だけ他の国を真似してもだめだよ、という痛烈な説明があるのも良い。

 

4 時退社で年収1000万円の裏

そんな芸当が可能な背景には、当然、カラクリがある。一つは、徹底した効率化だ。
皆が急いで帰らなくてはいけないのでタイムマネジメントに関する意識がとにかく高い。会議は1時間と決めたらそこで終了。時間内に何も決められなければ、会議の主催者にはダメ社員の烙印が押される。
皆の時短を妨げる社員を待ち受けるのは解雇だ。解雇条件が日本に比べ非常に緩く、会社は約1ヶ月前の通達で社員を辞めさせられる。どの企業も非常に緊張感のある職場となっており、この緊張感も、ただでさえ速い仕事の速度を更に速める役割を果たしている。 

 

こういう職場環境とても好きですが、間違いなく、日本では左打席の方々から大反対の合唱が起きると思うのよね。この激しい競争の中から振り落とされたらどーするんだ?と。こういう状況じゃなければ4時退社で年収1000万なんて無理だというのに。

 

あと、経済的自立ができれば、資産が1億円以上あれば自由な生活できますよねって話もあるのですが、だからといって外資投資銀行や、外資系コンサルに勤めるほど気合ないしな。人生と寿命を引き換えに、お金もらうの嫌だしな。

 

で、そんな特集の中で一番刺さったのが、日本理化学工業が追求する人間の究極の幸せ4か条ですね。

 

1.人に愛されること
2.人に褒められること
3.人の役に立つこと
4.人に必要とされること 

 

で、今週号で他のも白かった記事。

 

マンション、個数を追わない経営を
戸建住宅だって放置されているのがあるんだから、マンションだって出てきますよねと思ったら、もはやカウントダウン状態でしたと。

日本の住宅着工数は年間94万戸(18年)がある一方、5年前の統計で820万戸の空き家が確認された。地方で倒壊の危険がある戸建てが増えただけでなく、限界マンションという言葉もすっかり定着した。首都圏でも外壁がはがれていたり、管理組合が消滅したりする物件が次々にメディアに紹介されているのに、こんなに新築物件を作って大丈夫なのだろうか。


いや、だめだと思いますよ。終の棲家ということで買ったマンション。ようやくローンが支払い終わったら、限界マンション担ってしまいましたとさ、という洒落にならない状況ですものね。

 

ペイペイまた100億円”バラマキ”スマホ決済に「還元バブル」
こんなことしたって利用は定着しないよ。還元が利益率下げるからな。そして、「そもそも使えるお店がないと意味がない」わけで、そのお店開拓のために、営業かけるしな。で、ペイペイのライバルがLINEペイとか、スマホ決済しかないのであれば話は別ですが、ICカードの電子決済だってあるし、クレジットカードもあるしな。Suicaや、PASMO、クレジットカードよりも、そもそもの優位性を考えないと、消えてなくなるよね。

 

スタバ前会長、大統領選に出馬へ
なんと、ハワード・シュルツ民主党から大統領選に出馬だと。医療制度と、教育制度をテコ入れし、トランプと違う移民制度を政策としてうちたてるという。本当に出るのだろうか?でも、出たところで、極左なサンダースと支持者を取り合って、結局トランプになりそうだな。

 

変革期、戦略家の時代に ローランド・ベルガー名誉会長 ローランド・ベルガー氏
ローランド・ベルガーさんへのインタビューが素敵。その中でマイクロソフトのビジネスモデルに触れているのだけれど、ビル・ゲイツが創業して以来、グーグルやアップルにトップの座を受け渡すことはあっても、IT業界のトップグループに位置し続けるマイクロソフト、その理由を次のように述べている。

ごくシンプルな理由だと思います。マイクロソフトでは、製品とビジネスモデルが常に先進的であるということです。創業者のビル・ゲイツ氏がコンピューターにオペレーションシステムであるウインドウズを開発して世に出し、その後にウインドウズからオープンなシステムに移行して徐々にサービス企業になっていきました。さらに今は、クラウドに全力で投資しており、全く違う会社になろうとしています。生き延びられるのは、起業した時と経営モデルがまるで違うからだということがわかりますよね。

 

分かり合えない台湾と中国
ものすごいリアリティのある記事。台湾と中国が武力衝突をすれば、中国軍の勝利に終わるだろう。でも、中国が勝利を収めたあと、どうなるのか?中国共産党が台湾を統治できるのか?香港の失敗を世界走っているし、台湾にはチベットウイグルと違い、多くの外国人が存在している。


で、そんな今週号を読んでいたら、読みたくなった本。

 

 

 

メンバーの才能を開花させる技法

メンバーの才能を開花させる技法

  • 作者: リズ・ワイズマン,Liz Wiseman,グレッグ・マキューン,Greg McKeown,(序文)スティーブン・R・コヴィー,Stephen R. Covey,関美和
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