発行元:日経BP社
感想
大特集は「そんなに凄いの?中国発技術革新チャイナイノベーション」
中国は凄いです。Webのしごと、デジタルの仕事をしていると、日々、痛感させられます。共産党政府の検閲は凄いですし、グレートファイアウォールに囲まれた世界では自由はないですし、その技術がチベットやウイグルでは人権弾圧に使われていますが、ソレは事実ですが、プラスの面もたくさんあります。そして、アメリカを超えている領域もたくさんあります。日本なんか、足元に及ばないでしょう。中国を見下しているとアウトです。
で、そんな特集の中から気になった企業はこんな企業。
- 滴滴出行(Didi Chuxing)・・・中国のライドシェア最大手
- 大疆創新科技(DJI)・・・民間ドローン最大手
- 満幣集団(Manbang Group)・・・トラックと貨物をマッチングさせるトラック版Uber
- 商湯科技(Sense Time)・・・顔認証技術の最先端企業
- 遊侠汽車(Yuxia Motors)・・・2014年創業のEVメーカー。アリババや、鴻海が出資。
- 柔宇科技術(Royole Corporation)・・・折り曲げ可能なディスプレイを開発
- 海思半導体(ハイシリコン)・・・Huawei傘下の半導体メーカー
- 寧徳時代新能源科技術(CATL)・・・車載電池
で、そんな中国のハイテク企業を指してBATというのがあるそうな。GAFAみたいなものね。Bはバイドゥ、Tはテンセント、Aはアリババですな。
日本だと、ZOZOとメルカリとLINEでZMLとかたるのかしら?
とりあえず、中国の今がわかる素敵な特集でしたな。
で、今週号で他に面白かった記事。
「是正に高いハードル 日産を追い込む不平等条約」
そりゃ、飲み込まれた側だから、不平等条約はあるでしょう。でも、だからといってゴーンさんを追い落として良いとは限らないわけでね。これ、東京地検特捜部はどーするんだろうな。訴えても、公判を維持できないんじゃなかろうか? そして、無罪になってしまったらどーするのだろうか? どちらにしろ、日本は推定有罪の国で、人権意識に関しては北の将軍様の国と同レベルだということが、世界中にわかったから良いのではないか?
「誕生から20年、既存モデルに行き詰まり ネット証券の限界と挑戦」
そりゃそーだよ、と。店舗がある証券会社と比較すれば大きく違うけれど、ネット証券会社だけで比較したらサービスがほとんど同じだものな。で、そうなると価格と認知度以外で差別化を図ることができなくなる。で、それだけだと、結局、シェアは変わらない、と。
で、そんな今週号を読んでいたら、読みたくなった本。
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