著者:隈研吾
発行元:河出書房新社
建築家になりたい君へまとめ
国立競技場を設計したことで有名な隈研吾。木材を大胆に使ったデザインで有名。そして、その木材が早めに傷んじゃって、短期間でボロボロになってしまうことでも有名。前に立てた建築はそうじゃなかった気がするんだけれど。とはいえ、なんで、そんな木を使った建築をするようになったのか?をはじめ、隈研吾が建築家を志し、建築家となり、いまの地位を築くまでのお話がしっかりと紹介されているのが本書。建築家って、幅広い知識と、体力と好奇心がないとだめなんだなぁ・・・ということがよくわかります。
建築家になりたい君へを読んだ理由
隈研吾ファンなので
建築家になりたい君へで仕事に活かせるポイント
暇なときの時間の過ごし方が重要
建築家になりたい君への目次
動物好きから建築好きへ
人間を知らないと、建築は作れない
夢のアフリカ旅行が教えてくれたこと
アメリカ留学で気づいた日本の魅力
初めての建築 脱衣所みたいな「伊豆の家」
予算ゼロの建築 「石の美術館」
日本の田舎から世界の田舎へ 中国の「竹の家」
ハコの先の建築を探して
建築家になりたい君への感想
国立競技場や歌舞伎座の設計が有名な隈研吾。それ以外にも、日本中で木を大胆に使った建築を行っている隈研吾。なお、木を使う以外の設計も行っているんですよ。
そんな隈研吾さんが、「なんで建築家を目指したのか?」というところから、「どうして、木を使ったデザインをするようになったのか?」までを教えてくれるのがこの本。1964年の東京オリンピックでみた代々木第一体育館のすごさに圧倒され建築家を志し、高度経済成長期の日本で様々な建築と触れながらスキルを身につけていった話が、ものすごく面白い。丹下健三も、黒川紀章も、岡本太郎も、まだまだ現役バリバリだったのだ。コルビジェじゃ、フランク・ロイド・ライトの教えも歴史の教科書になっていない時代だったのだ。そんな時代に何を感じ、どう動いたのか?を教えてくれる一冊。
発展する日本と、日本の発展によって生まれてくる新しい動きと、それを肯定したり、否定したりするような建築の動き。その描写が面白く、一気に読み進めてしまう。隈研吾と言えば気を大胆に遣ったデザインであり、安藤忠雄と言えばコンクリート打ちっぱなしのデザインなのだ。クライアントの意見をくみ取っていながらも、建築によって互いの主張がぶつかり合うっていうのがすごいわね。
タイトル:建築家になりたい君へ
著者:隈研吾
発行元:河出書房新社
