著者：松田力
発行元：東京書籍
大人のための自転車通勤読本のまとめ
これは、自転車通勤を考えている、いわばツーキニストの人が読むべき本ですよ。疋田さんとは違います。疋田さんはエバンジェリスト。松田さんは、憧れる対象。そうそう、こういうことしたかったんだよ! と、何度でも頷ける。ロードバイク至上主義な感じですけれど、それがまた良い。自転車がもたらす自由を十二分に教えてくれる本。自由になるだけでなく、健康にもなりたいね。
大人のための自転車通勤読本を読んだ理由
グラベルロードを買ったから
大人のための自転車通勤読本で仕事に活かせるポイント
特になし
大人のための自転車通勤読本の目次
スタート前に
自転車に乗り始めたきっかけ
自転車通勤の消費エネルギー
どんな自転車を買ったらいいのか
ロード・バイクとは
通勤に気持ちのいいルートを見付ける
初心者の乗り方
走りに馴れてくると
時速五十キロを超える
サドル・バッグ
カミさんの自転車を買った
自転車乗りのモラル
自転車通勤のファッション
三十段ギア、実は十八段
タイヤ
サイクル・コンピュータ
ハンドル
ケミカル
靴とペダル
空気入れとパンク
ディレイラーとは脱線装置
ハンドルが回らなくなった
スポークの付け根にクラック
新しいサドルを買ってしまった
サドル選びは楽しいな闇
二種類あるサドル
今朝は雨だ
雨の濡れながらの帰宅
今日に風は冷たい
女性とぶつかった
街の匂いがする
お地蔵様
おしまいに
大人のための自転車通勤読本の感想
著者はエッセイストや、小説家、評論家ではなく、一級建築士だった。松田建築設計事務所の代表。うそん。なんで、こんなに文書が面白いの？日本建築家協会だけでなく、日本ペンクラブ会員にもなっていた。ものすごい人だった。
健康のために自転車に乗ろう！が、いつの間にか、自転車に乗ること自体に面白さを覚えてしまった著者。その、面白さを覚え、自転車沼にはまっていく様子が非常に面白い。わたしも、そうやって、沼にはまっていくのだろうな、と思ってしまう。
琵琶湖一周とか、佐渡島一周とか、乗鞍岳でヒルクライムとか、そういう体育会系の匂いがしないところも素敵。てか、まねしやすい。
楽しく自転車に乗って何が悪い！中年のおっさんが、自転車を楽しんで何が悪い！
わたしも、激しくそう思います。
タイトル：大人のための自転車通勤読本
著者：松田力
発行元：東京書籍
