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敗北のスポーツ学 セカンドキャリアに苦悩するアスリートの構造的問題と解決策

著者:井筒陸也
発行元:ソル・メディア

 

 

敗北のスポーツ学のまとめ

Jリーガーのセカンドキャは話題になる。元浦和レッズのGKでACLでも活躍した福島春樹がJリーグを引退して文化シヤッターの社員に転職したのは大きなニュースになった。こういうセカンドキャリアはまれだ。とはいっても、浦和レッズから文化シヤッターに転職したのは永田充もいるので2例目だけれど。指導者や、解説者になるひとはほんの一握りというJリーガーのセカンドキャリアについて、元徳ヴォルティスの井筒陸也が綴った一冊。Jリーガーの生活を知ることができる貴重な一冊。

 

敗北のスポーツ学を読んだ理由

Twitterでおすすめされたので

 

敗北のスポーツ学で仕事に活かせるポイント

本を読み、アウトプットすることが重要だ


敗北のスポーツ学の目次

第1章 Jリーガーのセカンドキャリアは不幸か?
第2章 夢/やりたいことがないとダメか?
第3章 利他的なスポーツはあり得るか?
第4章 クソ人間でも上手ければ許されるか?
第5章 グレートなチームは存在するか?
第6章 スポーツに価値はあるか?

 

敗北のスポーツ学の感想

大卒ルーキーとしてJ2の徳島ヴォルティスに入団し、契約延長のオファーをもらっておきながらも、延長せずに引退した選手。それが著者の井筒陸也だ。アンダー世代から有名な選手であったわけではなく、中学・高校・大学と地道にキャリアを積み上げ、Jリーガーになった。にもかかわらず、若くして引退してしまった選手。

なんで、そんなことをしたのだろう?

東大や、京大のような超エリート校出身であればわからないでもなかったけれど。そんなニュースを聞いたときの謎は、この本を読むことで解消した。

きっとジュニア世代からJリーグチームの下部組織にいたのであれば、そうは思わなかったのだろうな。自分のスキルと立ち位置を客観視することができていたからなのだろうな。

Jリーガーが書いた本は様々あるけれど、プロサッカー選手になったあとについて、プロサッカー選手時代から考え続けていたことを赤裸々に綴っているのは、この本だけだと思う。

サラリーマンであっても、学び続けようと、私は思いましたよ。

そして、井筒陸也は地頭が良い。

そりゃ、リカルドサッカーにはまるわけだな。

 

 

タイトル:敗北のスポーツ学 セカンドキャリアに苦悩するアスリートの構造的問題と解決策
著者:井筒陸也
発行元:ソル・メディア
オススメ度:★★★