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製造業のサービスイノベーション

 

著者:藤岡昌則
発行元:白桃書房

 

製造業のサービスイノベーションのまとめ

製造業が次のステップに進む話がコマツキャタピラーを例にわかりやすく説明されています。モノ消費からコト消費というような話ではない。きっちりとステップを踏まないと、製造業のサービス化はできないんだよな。そういうことがよくわかる本ですね。

 

製造業のサービスイノベーションを読んだ理由

製造業のサービス化が気になっているので

 

製造業のサービスイノベーションで仕事に活かせるポイント

製造業のサービス化5段階ですね。第一段階:モノ製品関連サービスの統合、第二段階:製品ライフサイクル管理全体へのサービスの提供、第三段階:関係性の構築、第四段階:プロセス中心のサービス提供、第五段階:エンド・ユーザーのオペレーションを代替する


製造業のサービスイノベーションの目次

第1章 本書の目的と構成
第2章 先行研究レビュー1:認知科学研究
第3章 先行研究レビュー2:資源ベース理論
第4章 リサーチ・クエスチョンと研究方法
第5章 コマツの事例
第6章 キャタピラーの事例
第7章 事例の比較的・考察
第8章 製造業活性化のためのサービス創造戦略

 

製造業のサービスイノベーションの感想

日本の強みであった製造業が、ボロボロになっている。なんとかしてこの状況を打破しようと、多くの製造業で知恵を絞っている。そのうちの一つが、製造業のサービス化。モノ売りからコト売りへ、というやつですね

で、そのモノ売りからコト売りがうまく行っていない。とくに、掛け声が大きな伝統的日本企業ほど。

なんでか?

いきなり、製造業のサービス化はできないんだよ。製造業のサービス化は正しいけれど、それにはステップがあるんだよ。

第一段階:モノ製品関連サービスの統合
第二段階:製品ライフサイクル管理全体へのサービスの提供
第三段階:関係性の構築
第四段階:プロセス中心のサービス提供
第五段階:エンド・ユーザーのオペレーションを代替する

この流れをコマツキャタピラーを例に教えてくれます。キャタピラーのナカノヒトなので、話はとてもわかりやすく、理解しやすいですね。

 

 

タイトル:製造業のサービスイノベーション
著者:藤岡昌則
発行元:白桃書房