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ゴーンショック 日産カルロス・ゴーン事件の真相

著者:朝日新聞取材班
発行元:幻冬舎

 

 

ゴーンショック 日産カルロス・ゴーン事件の真相のまとめ

カルロスゴーンサン逮捕の裏側(いや、表側か)を追い続けた1冊。普段から人権人権と騒ぎ、逮捕された人、拘留された人の人権に関して大騒ぎするんだから、カルロス・ゴーン被告の人権にも配慮した報道をすれば良いんじゃないか?と思う今日この頃。法治国家ではなく、人治国家であることを世界に証明してしまったゴーン事件を、「暴利をむさぼる悪人逮捕の真相です!」と報道するのはどーなんだろうね。ゴーンサンは、オバマ大統領に誘われたときにGMのCEOになっちゃえば良かったんだよな。日産&ルノーのCEOを辞めて。そうして、日産とルノーが路頭に迷って、日本政府とフランス政府がプンスカ怒るかもしれないけれど、その方が、ゴーンさんは幸せだったのだと思う。

 

ゴーンショック 日産カルロス・ゴーン事件の真相を読んだ理由

ゴーンサンファンなので

 

ゴーンショック 日産カルロス・ゴーン事件の真相で仕事にいかせるポイント

派閥には入らない。偉くならなくてもいいので、幸せな家庭人として生きる。

 

ゴーンショック 日産カルロス・ゴーン事件の真相のあらすじ

世界中のどんな新聞社よりも早く、カルロス・ゴーン逮捕をすっぱ抜いた朝日新聞。その中心にいた人物が綴る、ゴーン事件の真相と、日産の闇。

 

ゴーンショック 日産カルロス・ゴーン事件の真相の目次

第1部 特捜の戦い
第2部 独裁の系譜
第3部 統治不全
第4部 ゴーン逃亡

 

ゴーンショック 日産カルロス・ゴーン事件の真相の感想

瀕死の状態だった日産自動車をV字回復させたカルロス・ゴーンさん。日産がどのように死に体となり、どのようにルノーに助けを求めたのか?そして、ゴーンサンはどうやって日産をV字回復させたのか?そして、どうやって私腹を肥やしたのか?が克明に記されている。

克明に記されているのだけれど、日本の経営者が欧米並みにお金をもらっていれば、ゴーンサンもお金をちょろまかすことなんかしなかったと思うぞ。そこがすべてなんじゃないか?

そして、ゴーンサンじゃないとできなかったことって、実は思いっきりシンプルなことで、でも、それすらできなかった日産の病巣に話を持っていかなくて良いのか?

世界第3位の自動車会社のトップなんだから、そりゃーものすごいお金を会社からもらっていても良かっただろう。

それを否定しちゃう日本の資本主義なんだもの。

そして、法律があってないような、日本の司法制度なんだもの。

そりゃ、優秀な経営者が、海外から来ないよね、と思うわけですよ。

ゴーンさんは、とっとと日産のCEOを辞めて、GMのCEOになれば良かったんですよ。

で、日産はぐだぐだになって、どこの自動車会社からも救済されることなく、破綻していれば良かったんですよね。

そう思ってしまうわけですよ。

経験を積み、努力をし、リスクをとった経営者には、それに見合ったお金を支払おうよ。

 

 

タイトル:ゴーンショック 日産カルロス・ゴーン事件の真相
著者:朝日新聞取材班
発行元:幻冬舎