著者:西部謙二
発行元:エス・アイ・ジャパン
まとめ
4-4-2を選択した時点で、柏木選手の居場所はなくなってしまったのかもしれませんね。しかし、4-4-2でしっかりとした戦い方をするには、まだまだ選手が足りないのかもしれませんね。何しろ、ミシャ式というやり方が選手にも、チームにも残っているのですから。ミシャ式が良い悪いじゃないんだけれど、我らが浦和レッズはどこに向かっていくのだろうか。4-4-2でアトレティコ・マドリードのようなチームになればいいと思うのですよね。浦和レッズ、ドイツとブラジルに振れることが多いですが、スペインも挟まっていたことを思い出してください。
この本を読んだ理由
4-4-2に切り替わった浦和レッズの今後と、Jリーグの今後について知りたくなったから。
仕事に活かせるポイント
歴史について学ぶ。そのものが、今存在している歴史的背景を学ぶことは重要なことなんですね。
目次
Section 1 Jリーグをシステムで読み解く
Section2 Jリーグの技術・戦術トレンド
Section3 18チーム戦術分析
Section4 2019年を象徴するベスト11
Section5 優勝クラブ番記者対談
感想
この本を読んだのは3カ年計画真っ最中である浦和レッズの未来が心配になったからですね。ミシャ式から決別し、浦和レッズの歴史においても「そんなにうまくいった記憶のない」4-4-2を採用した大槻監督の方針が正しいのかどうか?が心配になったのですよ。
なので、読書をしたポイントは、そこだけ。本当は他のチームのこととか、世の中の流れとか気にしなければならないのだけれどね。
そこまで余裕がない。
そもそもサッカーの知識なんて、小学生の頃に読んだ「キャプテン翼」と「キッカーズ」で終わっているんですから。
で、感想。
Jリーグで時代遅れのように言われる4-4-2だけれど、世界では主流のフォーメーションらしい。ただし、フォーメーションの話が出てくるのはキックオフと、ディフェンスの時だけで、あとは「どうやってタスクをこなしていくのか?」という約束事が重要になってくるのだとナ。
浦和レッズに約束事はないなw
昔から、ボールを奪ったら、とりあえず岡野とか、とりあえずエメルソンとか、とりあえずポンテとか、とりあえずワシントンというのが戦術で、お約束だったからなw
そんなチームに4-4-2がはまるのか?という気がする。
ちなみに、4-4-2は組織と規則性が特徴。オフザボールの時にしっかり動くこと、ハードワークすることが求められるのだとナ。むむむ。そうなると、柏木選手がスタメンで出ていないことが、チーム得点王のレオナルドがスタメンでないことが、納得できちゃいますね。
そして4-4-2でどんなスキルセットを持った人間をサイドハーフに選ぶのか?でチームの色が決まってくるのだという。浦和レッズだと、汰木、マルティノス、関根、伊藤涼太郎、武富ですかね。ドリブラー、ウィンガー、ドリブラー、ゲームメーカー、ストライカー。こんな感じかな?違うのかな?
うーん・・・難しいかも。ただ、こうやって戦術起点でチームを見ていくと面白いなぁ。