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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

東京人 2018.11

発行元:都市出版

 

まとめ

記事中に出てきますが、吉原とは「嘘を楽しむ、性のテーマパーク」なのよ、ね。嘘を嘘だと知りながら、嘘に騙されるのが粋なんだと。あぁ、これは吉原以外にも当てはまるよね。そんなオトナになりたいな。

 

この本を読んだ目的

面白い特集の「東京人」は読んじゃいますよね、やっぱ。
いろんな意味で「嘘」であることが、かっこいい世界。そんな世界に憧れるよね。
明治維新以降の、キリスト教的な道徳観では通ないことがたくさんあるのよ。

 

感想

特集は「開基400年!江戸吉原入門」。で、対談が「嘘を楽しむ、性のテーマパークの美学 タモリ✕渡辺憲司」ですな。

 

お!タモさん、当事です。吉原、ブラタモリで取り上げたんだよね、そんな流れですね。タモさん、ほんとに博識ですな。そして、吉原ができた江戸時代の価値観で、ちゃんと語るのが良いですね。吉原には女性以外にも、男性もいた、と。男色がフツーの時代でしたかららね。「女性だけでは品ゾロが悪い」ッテコメントがよいですね。

 

また、このタモさんのセリフがいかしてる。

 

嘘を嘘として楽しむと都会的で粋。いやあ、深いですね。これほど嘘を前面に出したテーマパークはない。ミッキーマウスは「嘘だよ!」って言ってないでしょう。嘘の世界でも本当だって言ってるわけですから(笑)

 

こういうオトナになりたいですね。

 

あと、他に面白かった記事がこれ。

 

「廓ばなしの名人たち。」
三遊亭圓歌古今亭志ん生一龍斎貞丈、いろんな名人が紹介されていますが、実家が郭だった桂歌丸師匠がいないのが、残念。

 

「吉原に生まれ育って。」
そーなんだよな。いまはソープランド街として有名ですが、町外れにあるわけではないんだよな。フツーに町の中にある。そんな吉原の町の生活が分かるのが素敵。

 

「女ひとり、全国遊廓探訪記」
これ、すげー面白い。花房ゆいさんの記事もいいけど、写真もいい。花房ゆいさんの「遊廓女子一人旅」という本が発売になるのだと。

 

遊廓へ ――女子ひとりで街歩き

遊廓へ ――女子ひとりで街歩き

 

 

で、そんな今月号を読んていたら、行きたくなった店。

 

炭火焼肉 山水園
〒170-0004 東京都豊島区北大塚2-2-2 ba06 1F
4,000円(平均)1,500円(ランチ平均)

 

読みたくなった本はこれ。

 

 

 

パクチーとアジア飯 (単行本)

パクチーとアジア飯 (単行本)

 

 

 

落語家のことば 芸が生まれる現場から

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