WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

ボタン穴から見た戦争 白ロシアの子供たちの証言

著者:スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
訳者:三浦みどり
発売元:岩波書店

 

目次

はじめに
一九四一年六月二十二日
ドイツ軍の下で
疎開の日々
孤児たち
少年兵
ただ記憶の中で
戦争が終わって

 

感想

 

副題は「白ロシアの子どもたちの証言」。

 

白ロシア=ベルラーシですわ。ナチスドイツが打倒ソビエトの第一歩をソビエト領に作ろうとした激戦の地ですわ。

 

当時、戦争の被害者であった子ども達の証言を集めた一冊。

 

まぁ、やばいって。

 

戦争の悲惨さというものが凝縮されている。

 

まだ、大人で戦争の当事者であったり、じいさんで老い先短いのなら、話は違ったんだろうけどね。

 

子どもたちには、あかるい未来が待ってなきゃいけないわけなんだよな。希望に溢れた明日が待ってなきゃいけないんだよな。

 

そういうのが奪われてしまった子どもたちの証言を聞くのが辛い。

 

やはり、戦争はないほうがよい。

 

自由は大切だけれども、その前に平和だよ。

 

 

ボタン穴から見た戦争――白ロシアの子供たちの証言 (岩波現代文庫)

ボタン穴から見た戦争――白ロシアの子供たちの証言 (岩波現代文庫)

 

タイトル:ボタンの穴から見た戦争
著者:スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
訳者:三浦みどり
発売元:岩波書店
おすすめ度:☆☆(悲しい一冊ですわ)