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「分かりやすい話し方」の技術 言いたいことを相手に確実に伝える15の方法

 

著者:吉田たかよし

発行元:講談社

 

「分かりやすい話し方」の技術まとめ

しっかりと話すことは、しっかりと文章を書くことと同じくらいに重要ですよ。そして、しっかりと話すことは、かっこいいプレゼンを行うこととは違うのですよ。これを知らないから、みんな大事故にあう。元NHKアナウンサーが教えてくれる、話し方改善の実用書です。

 

「分かりやすい話し方」の技術を読んだ理由

ブルーバックスぜんせいは

 

「分かりやすい話し方」の技術で仕事に活かせるポイント

はなし言葉は書いて幼稚と思えるくらいにシンプルにする。極力、主語と述語の構文にする。漢字の羅列はトコトン分解する。

 

「分かりやすい話し方」の技術の目次

矢印メモで分かりにくい話し方の原因を探れ!

「要は何を言いたいんだ!」と言われないための、話の展開術

ちょっとした工夫で格段に分かりやすく話せるテクニック

 

「分かりやすい話し方」の技術の感想

NHKアナウンサーで、元国会議員の政策秘書だった著者が教えてくれる、話し方改善ノウハウ。合言葉は矢印メモです。矢印メモを作り、伝えたいことをシンプルに話すように

ところで、なんで矢印メモなんてつくるのですかね?

そんな疑問にも、しっかりと答えてくれます。矢印メモを作る理由。それは、起承転結の呪縛に、囚われているから。何故か日本の義務教育で教えてもらう文章の書き方は「エッセイや小説の書き方」。エッセイや、小説は起承転結が基本の文章構造。それをベースに話す内容を考えるので、そりゃ、分かりにくい内容になりますという、すごくシンプルな理由。

そうならないためのテクニックの一つが、矢印メモ。

そして、さらに矢印メモを具体的に活用する方法も教えてくれる。

その一つが「結論を最初に申し上げます」と最初に最初に言い切ってしまうこと。よく言われる「結論から話せ」を、実践してしまうというとこ。実践するだけでなく、宣言するのよ。もちろん、結論を言っただけで、あいては納得してくれない。結論に至った理由をしっかりと述べる必要がある。そのためにはピラミッド型のメモをつくり、上からしっかりとその理由を説明していく。

なんだ。これ?「考える技術書く技術」と同じじゃないか?と気がついてくる。そして、この本は「考える技術書く技術」を超えていく本だと言うことも、読み進めていると理解できてくる。

「話が抽象的でよくわからん」と言われたら、言葉を映像化したり、自分の体験を題材に肉付けしたりするのよね。こんなこと、他の本では教えてくれない。

すごく実用的な話し方講座の本ですよ。

 

 

タイトル:「分かりやすい話し方」の技術 言いたいことを相手に確実に伝える15の方法
著者:吉田たかよし
発行元:講談社