ワタシの勤めている会社が入っているビルの1階にはセブンイレブンがあるのですよ。働き方改革に諸手を挙げて賛成しているのだか、はたまた、反旗を翻しているのだかはわかりませんが、常時会社に人がいるため、セブンイレブンは朝から晩まで大人気なんですよ。
そのためか、超ドミナント状態。
歩いて5分圏内に、一体何件のセブンイレブンがあるのだか…
で、そんなセブンイレブンに、こんな看板が出ていたんですよ。
もう、どーしちゃったんだ???オムニチャネル戦略ってはなしですよね。
ちなみに、ワタシ、メルカリはよく使います。
セブンイレブンも日になんども通う、超ヘビーユーザです。
でも、EC&通販系の商品は、ほとんど会社に送ってるのよね、と。なので、コンビニ受取って、なかなかやらないのよね、と。
まぁ、フツーの会社勤めの方はそうは行かないので、コンビニ受取って便利なサービスだと思うのですよ。
でもですよ。
売れ筋の商品を並べて、効率よく販売していくというコンビニのビジネスモデルにおいて「商品をおいておくスペース」っていうのは、なかなかスリリングな問題なんですよね。まぁ、コンビニ以外の小売業でも同じなんですけれどね。
販売図ペースはお金を生みますけれど、ストックスペース(在庫置き場)はお金を生みませんから。
そんな考えを徹底的に研ぎ澄ましていったのが、コンビニかと。
なので、メルカリで買った商品をおいておくスペースなんて、無いんじゃないかしら???と。
セブンイレブン1店舗に、1日1,000人の来店があったとして、その1%がコンビニを利用したとしても約10人分のアイテムが、店内の何処かに置かれるのですよ。
日本全国に約2万店のセブンイレブンがあるから、毎日、1店舗10人もコンビニ・メルカリ便を送らないだろうとか、ワタシの会社の周辺のようなセブンイレブン密集地だったらどーなるのだろうか?というはなしもありますから、一概にはまとめることはできないと思うのですよね。
でもね、だからといって、店舗レイアウトを無視することはできないだろう。。。って思っていたら
セブン-イレブンは1974年に国内第1号店をオープンして以来、これまで店舗レイアウトを基本的に変えてこなかった。大半の店舗では、レジカウンターは入り口を入ってすぐ左側にあり、入り口の右手に雑誌・書籍コーナーを配置している。立ち読みをする客の姿が店外からガラス越しに見えるようにして、店内の“繁盛感”を演出する狙いがあった。そんなセブンの基本レイアウトが今、大きく変わろうとしている。
だとな。
むむむでありますよ。
新レイアウトの店舗で特徴的なのが、弁当や惣菜といった「中食」の売り場を大幅に拡充していることだ。背景にあるのは、「中食需要の拡大」と「食の外部化」である。日本惣菜協会によると、2016年の中食市場は9.8兆円で前年比2.7%増加している。共働き世帯や単身世帯の増加、高齢化の進展などによって、自炊の手間を省く人が増え、中食市場が拡大している。
セブン-イレブンは、創業以来初めて、大掛かりな店舗レイアウトの変更に踏み切った
セブン-イレブンは、創業以来初めて、大掛かりな店舗レイアウトの変更に踏み切った
同じ理由で、冷凍食品の需要も増えている。セブンでも16年の冷凍食品の売上高は、10年前の06年と比べ、実に4.7倍も増えた。中華まんや揚げ物などのカウンター商品も2.6倍増えている。一方、雑誌や書籍は約6割減少し、雑貨品は約2割減った。
ということは、ECのコンビニ受取が増えれば、コンビニ受取の需要が増えれば、店舗レイアウトを大幅に変えてでも、その需要を取りに行くってことなんでしょうな。
すごいな。
嘘のような仮説だけれど、セブン銀行ATMを実現させた会社(企業体)だから、成功させちゃうんだろうな。
セブン銀行のATM
他のATMですと現金輸送車とガードマンをよく見かけるけれど、セブンイレブンの中にあるセブン銀行ATMでは、なかなか見かけない。
なぜか?
それは、セブンイレブンの売上金の入金をセブン銀行ATMで行うから!
最低日商が60万を超え、大手コンビニでぶっちぎっているセブンイレブン。その売上金額をATMから入金していれば、そりゃ、ATMの中から現金がなくなるなんてことは、なかなか起きないよなぁ。。。と。
この本に、そんな衝撃の事実が書いてあった。
セブン&アイHLDGS.9兆円企業の秘密―世界最強オムニチャネルへの挑戦
- 作者: 朝永久見雄
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/09/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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でも、ドーナッツの話もあるしね。オムニ・・・オット誰かが来たようだ。