WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2021.04.12

発行元:日経BP

 

まとめ

世の中には、うるさくてめんどくさい方々がいるからねぇ。今までは、目立たなかったけれど、そうじゃなくなってしまった。大変だなぁ。関わりたくないなぁ。静かにしておこう。仲間内でひっそりと過ごそう。そういう感じでどんどんどんどん内向きになっていくのだろうな。そして、内向きの集団が増えれば増えるほどうるさくてめんどくさい方々は、浮いた存在になってしまうのだけれど、いいのかな?なんて思ってしまった今週号。

この本を読んだ理由

週に一度の頭の整理

仕事に活かせるポイント

ピンチはチャンスなんだな

感想

今週号の特集は「情報発信というリスク 多様性が招く炎上社会」。私が生まれ育った昭和の時代と同じような感覚で、情報発信していたら、死んでしまうということですよね。私が大学時代にTwitterがあったら、そりゃ、大変なことになっていたでしょう。不謹慎の概念が、スゴイ勢いで進化してるんだよな。なので「昔は大丈夫だったんだよ」なんて言い訳しちゃダメなんだよ。そして、今の基準で昔の価値観を否定しちゃダメなんだよ。今の基準だったら、江戸時代の生活なんて、すべてダメだろうw そして、気をつけなきゃいけないのは、太古の昔から戦争の理由で一番多かったのは「正義」だったってことだよ。ムダに正義を振りかざしちゃダメなんだよ。

 

そして、そんな今週号で面白かった他の記事はこれ

 

「米IT買収 高値づかみの声も 日立、脱総合電機への覚悟の1兆円」
日立が買収したグローバルロジックは、日立が「共創」と呼ぶビジネスを手がけているのだそうな。顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向け、企業と議論して潜在的な経営課題を焙り出すのだと。で、その課題を解決するためのソリューションを開発するのだと。どこの企業も共創ばやりですが、そんなに需要ってあるのかな?

 

「テンセント系からの出資完了 楽天、問われる経済安全保障」
なんだろう?いま、この段階でテンセント。ソフトバンクとアリババとはタイミングも、内容も違うんだよなぁ。大丈夫なのかな?

 

「ワクチンパスポートは希望の光?」
中国っぽいけれど、考え方としては凄く正しいと思うんだよなぁ。で、アメリカでこの流れは受け入れられるのだろうかね? そして、マイナンバーですら拒絶する日本じゃ、絶対無理だろうな。

 

「ゼンマーケット 日本商品の購入代行・発送と越境Eの運営 日本の商品を買いやすく」
これは、目の付け所がイイですね。セカイモンの逆ですね。世界のモノをほしがる日本人よりも、日本のモノをほしがる世界の人の方が多そうだからな。

 

そんな今週号を読んでいたら読みたくなった本はこれ。

 

100兆円の巨大市場、激変 プロップテックの衝撃

100兆円の巨大市場、激変 プロップテックの衝撃

  • 作者:桜井 駿
  • 発売日: 2021/04/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

 

 

 

ネットフリックス vs. ディズニー ストリーミングで変わるメディア勢力図

ネットフリックス vs. ディズニー ストリーミングで変わるメディア勢力図

  • 作者:大原 通郎
  • 発売日: 2021/03/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

タイトル:日経ビジネス 2021.04.12
発行元:日経BP

紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本

著者:前田孝歩・後藤洋平
発行元:翔泳社

 

まとめ

プロジェクトを上手く進ませるためには、プロジェクトメンバーとゴールを共有して、そのゴールを因数分解することが重要なんですよね。そして、ソレを可視化する。そういうことですな。

この本を読んだ理由

プロジェクトを上手く進めたいなぁと思ったので

仕事に活かせるポイント

やっぱプ請じゃないでしょうかね。

目次

1章 なぜプロジェクト進行が重要なのか
2章 プロジェクト進行の基本をおさえる
3章 プロジェクト進行における6つの落とし穴
4章 プロジェクト進行に最適なツール「プ請」
5章 プ請の構造をマスターする
6章 実例から学ぶプ請の書き方のコツ
7章 プ請を書いてプロジェクト進行の技術を身につける
8章 プ請の実例でつかむプロジェクト進行の勘所
9章 プロジェクト進行を超えたプ請の応用方法

感想

なかなかうまく行かない、プロジェクト。

そのプロジェクトを上手く進ませる秘密兵器がプ請。

獲得目標、勝利条件、中間目的、施策だけで構成されるシンプルなプロジェクト管理表が、プロジェクト成功の秘訣だという。

そうだよね。

プロジェクト管理表を更新することがプロジェクトになっていることが多いからな。

 

 

タイトル:紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本
著者:前田孝歩・後藤洋平
発行元:翔泳社

知的財産管理技能検定3級テキスト

編集:知的財産教育協会
発行元:アップロード

 

まとめ

知的財産について学びたいと思っていろいろ探していたら、このテキストに出会いました。知的財産管理技能検定だって。1級とると、弁理士になれるのかな?

この本を読んだ理由

仕事で知的財産に関わることになたので、基本的なことを知るために。

仕事に活かせるポイント

すべてですね

目次

特許法・実用新案法
意匠法
商標法
条約
著作権法
その他の知的財産に関する法律

感想

仕事で知的財産(商標周り)に関わることになりました。

まったく知識がなかったので、基礎的な情報を手に入れるために、この本を読みました。

資格試験を受けるためではないです。

いや~広範囲で、いろいろと深い世界ですなぁ。

特許、商標、著作権だけじゃなかったのね。

 

知的財産管理技能検定 3級公式テキスト[改訂11版]

知的財産管理技能検定 3級公式テキスト[改訂11版]

  • 発売日: 2020/07/19
  • メディア: 単行本
 

 

タイトル:知的財産管理技能検定3級テキスト
編集:知的財産教育協会
発行元:アップロード

台湾人の歌舞伎町

 著者:稲葉佳子、青池憲司
発行元:紀伊國屋書店

 

まとめ

インバウンド向けの観光地に生まれ変わった感もある新宿歌舞伎町。しかし、おじさんの世代にとっては大遊戯場歌舞伎町であり、不夜城である歌舞伎町。元々は角筈町。戦争によって焼け野原になってしまった新宿に生み出された一大繁華街の歴史に迫った1冊ですね。なんで、あんなところにゴジラがいるのかとか、ラブホ外があんなへんぴなところにあるのか、その秘密がわかります。やっぱ、待ちに歴史ありだな。

この本を読んだ理由

昭和の歴史を調べるのが私のライフワークなので

仕事に活かせるポイント

特になし

目次

第1章 <ルンバ>の青春 1945-49 虚脱から再起へ
第2章 <地球座>から始まった歌舞伎町 1945-49 理想と停滞
第3章 「歌舞伎町」前夜 1950-54 焦燥から光明へ
第4章 ”じゅく文化”の裏に台湾人華僑あり 1955-64 胎動から興隆へ
第5章 台湾人が愛した歌舞伎町 1965-74 燗熟、そして変容

感想

新宿歌舞伎町といえば、世界最大級の繁華街。飲食店や、風俗店に、バッティングセンターや、神社、区役所までがギュッと集まった街。

JR新宿駅前とも言えない、なんとも中途半端な場所にできた繁華街の歴史と進化に触れた本。

戦後の混乱と、戦後の復興が街を作った分けなのですが、そこには光もあれば、闇もあるということですね。

米軍向けの特殊慰安施設協会が卑猥な街をつくり、歌舞伎座を誘致して街のシンボルにしようという思いが賑やかな街を作り、生命力にあふれた闇市が閉鎖されたことが、歌舞伎町の熱さを生み出したということですな。

人種も、国籍も、地位も何も関係ない。熱い想いがあれば成功することができる。

そういうパッションが歌舞伎町を魅力的な街に作りあげていたんだな、ということがよく分かりますね。

 

台湾人の歌舞伎町――新宿、もうひとつの戦後史
 

 

タイトル:台湾人の歌舞伎町
著者:稲葉佳子、青池憲司
発行元:紀伊國屋書店

ISOTYPE

著者:オットー・ノイラート
監訳:永原康史
発行元:株式会社ビー・エヌ・エヌ

 

まとめ

わたし、資料ではシンプルなアイコン&イラストを使いたいタイプなのです。シンプルなアイコン&イラストで上手に資料を作る方法、なんて本がなかったなか、見かけたのはこの本でした。とんでもなく奥が深いね。シンプルだからこそ奥が深い。ムダをそぎ落とすって重要だよな。ということを再確認。

この本を読んだ理由

自分が作成する資料をよりわかりやすい物とするために

仕事に活かせるポイント

すべてですね。とくに「Basic by Isotype」は使えます。てか、こうやって、定義するのね。

目次

International Picture Language 国際図説言語
Basic by Isotype アイソタイプによるベーシック英語
Modern Man in the Making 近代人の形成

感想

私、作成する資料はなるべくシンプルに、そしてわかりやすくをもっとーにしております。

そんなわけで、資料で利用するのはイラストではなく、ピクトグラムを使います。

ピクトグラムあるいはピクトグラフとは、一般に「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号の1つである。地と図に明度差のある2色を用いて、表したい概念を単純な図として表現する技法が用いられる。様々なマークが数多く存在する。

で、そんなピクトグラムについていろいろ調べていたら、たどり着いたのがアイソタイプと、この本なのです。

オーストリア出身の教育者・哲学者オットー・ノイラートイラストレーターのゲルト・アルンツによってデザインされた、単純かつ非言語的な仕方で情報伝達するための一連の視覚記号(ピクトグラム)を指す。

どちらもウィキペディアの記事なのですけれどね。

本書はそのアイソタイプに関する情報が非常に深いのですよ。

これ、もう、学問の世界ですね。

 

ISOTYPE[アイソタイプ]

ISOTYPE[アイソタイプ]

 

 

タイトル:ISOTYPE
著者:オットー・ノイラート
監訳:永原康史
発行元:株式会社ビー・エヌ・エヌ